成立 ページ10
「分かった。私が爆豪少女を護衛しよう。」
「そうでよね。駄目ですよね・・・・って
えええええええええ！！！！？？」
発案者である上鳴は、盛大に叫んだ。
周りの者も、驚きで口を開ける。
「え！？や、でも！オールマイトには仕事が有るんじゃ！」
「HAHAHAHA！！心配は要らない！きっとエンデヴァー辺りが上手くやってくれるさ！」
「それ、押し付けて・・・・・」
誰かがそう呟いたが、オールマイトの故意か分からぬ笑い声に掻き消された。
「でも、其れって国的に大丈夫なんかな？
たった一人の為に、Ｎｏ.1ヒーローが護衛って・・・・・」
「HAHAHAHA！！大丈夫だ！きっとエンデヴァー辺りが上手くやってくれるさ！！」
「オールマイト。其れ逃げ道にして・・・・」
誰かがそう呟いたが、其れもまた、オールマイトの完全なる故意による笑い声に掻き消された。
「此れで心配要らねぇな、爆豪！？」
嬉しそうに爆豪を振り返る切島。
だが爆豪は相変わらずの、仏頂面でオールマイトを見つめる。
「？お、おーい。爆豪さん？何でそんなガン飛ばしてんですかー？」
「・・・・・」
それでも爆豪は、オールマイトを、睨みに近い目で見ていた。
其れを見たオールマイトは、少し考え「ああ！」と手を打ち、言った。
「爆豪少年！君もしかして、妹さんが攫われないか不安なんだな！？大丈夫だ！私が全身全霊で守るぞ！！」
と、爆豪の肩の上に手を置きながら、親指をグッと立てた。
すると爆豪の目が、物凄い角度に釣り上がった。
「あぁ゛！？ふっざけんな！誰がアイツの心配なんざするかよ！クソが！！」
手からBOM！BOM！と爆発を起こし、ブチ切れる爆豪。
「照れ隠しか？可愛い所も有るじゃないか！」
「照れ隠しじゃねェ！！！」
肩に乗せられている手を振り払い、再度手から火花を散らす。
其の光景を少し離れた所から、緑谷は眺めていた。
「(かっちゃん・・・・・何だかんだで、やっぱり優己ちゃんが心配なんだなぁ)」
と、温かい眼差しで爆豪達を見つめていた。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
＿＿＿＿＿＿＿
＿＿＿＿＿
「(って、感じなんだけどな。)」
オールマイトは数時間前の事を思い出して、思わず苦笑してしまった。
「(君は、緑谷少年に似てるな・・・・)」
まだ一回しか会っていないのに、誰かが君を気に掛ける。
「？何か付いてますか？」
グラスから顔を上げた。
目の前の少女は、二人の少年によく似ていた。
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ベル(プロフ) - めっちゃ続きが気になります (2019年8月7日 13時) (
レス) id: efb845659a (このIDを非表示/違反報告)
紅蓮桜(プロフ) - ゆっくりでいいので更新頑張ってください！！応援してます！！ (2019年7月22日 7時) (レス) id: 910bb70429 (このIDを非表示/違反報告)
ろろみー - 続きが,,,気になる！ 更新待ってます! (2019年5月22日 17時) (レス) id: cdcb3e59b3 (このIDを非表示/違反報告)
琴葉(プロフ) - 本編更新停止似ならなければいいんじゃないですかね？ (2019年5月2日 8時) (レス) id: 57d839eeab (このIDを非表示/違反報告)
蜜(プロフ) - 凄くいいと思いますがこちらの作品がまったく進まなくなるのかと少し心配です。 (2019年5月1日 17時) (レス) id: 67d1cef2b8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：四面楚歌 | 作成日時：2019年3月24日 13時
