君がくれた夏 ~紫~ (ページ30)

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『へ？』

一瞬、何言われてたのか分からなかった

だって、深澤くんが私を？

『めっちゃパニック… 』

深「んはは笑」

『深澤くんの気になってた人って、』

深「 Aちゃんだよ？」

『ほん、とに？』

深「うんほんと笑」

『へ、あ、』

深「んで、応えは？」

『私、も深澤くんのことが好きです、』

『よろしくお願いします… 』

深「うわ、え、まじ？待って嬉しい笑」

深澤くんは照れたように手で顔を隠してて可愛かった

『いや、私のセリフ嬉しすぎて、』

深「んんん、あー、待ってめっちゃ可愛い」

私も真似して顔を手で隠してみたら

深澤くんは可愛いなんて爆弾発言してきて

私をそっとハグしてくれた

ゆっくりと、私も深澤くんの背中に手を回した

『彼氏と、彼女？』

深「そうだよ」

『明後日から始まる学校で私殺されない？』

深「されないでしょ、される前に俺が守るし」

『辰哉くん、大好きです。』

今まで言いたかった言葉を伝えたかった

深「いきなり下の名前で呼ぶとか可愛いすぎでしょA 」

『そっちだっていきなり、』

深「んは笑そうだね」

お互い顔を見合わせれば、ゆっくりと

唇を重ねてた。

君がくれた夏その奇跡

私は、僕は忘れない。

君がくれた夏～紫～ fin.