君がくれた夏 ~紫~ (ページ26)

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お肉とか沢山焼いててくれて

みんなおなかいっぱいに食べていた

健太さんはお酒をすごく飲んでてテンション高くなってるし

夏休み最後だからかみんなもテンションが高かった

いつ、告ればいいのか。渡辺くんに相談したいのに

彼は1番遠い所に立ってて、わざわざそっちに行くのもなぁって

「ちょっと夜風当たってくる」

佐「あーい！」

深澤くんは健太さんの相手してたから話すタイミングないから

少し気を紛らわすために海辺の方に向かった

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深澤side

ずっと、気になってた子がバイト先に来た

同じクラスの可愛い子。俺のちょータイプだった

元カノとは1ヶ月ぐらい前に別れていた

正直に言うと俺はAちゃんのこと気になってる

だから、ラッキーって、バイトしてる時もずっと思ってて

アイス奢ったり、日焼け止め自ら塗ってあげたり

自分なりのゆっくりな攻め方だった

でも、彼女のこと気になってるのに連絡が来るのは別れた元カノ

好きな人と上手くいかない。やっぱりよりを戻したいと

そんなの、できるはずがない、

電話してるのをAちゃんに聞かれてしまって、

勢いで話を聞いて欲しい風に持ちかけた

試す感じで聞いてみた。でも返ってきたのは

望んでない言葉。多分Aちゃんは俺への気持ちは無い

だから諦めようとした

色々爆発しそうだったから、なべにも相談をした

Aちゃんにした同じ話を

そしたらさ、

渡「好きとかじゃなくてただの同情だろ」

渡「お前彼女と別れる前からAちゃんのこと気になってただろ」

と言われた。

確かにそう、元カノと付き合ってた時、既に彼女に惚れ込んでた

でも、同じタイミングで、元カノも別に好きな人が出来た

俺も上手くいってないから、元カノを自然と応援していた

申し訳ない気持ちと、俺と同じ状況だったから

元カノと別れてからもほっとけなかったんだ

なべに言われてからそう気づいた、

でも、なべは付け足すように

渡｢俺もAちゃんのこと好きだから」

と言われて、なべとは少しピリついた雰囲気になった