君がくれた夏 ~紫~ (ページ17)

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︎︎☁︎︎

海に行こうとした時だった

今日…日焼け止め、塗ってない

しかも、多分ガレージの方に置いてる

うわ待って、

1人で混乱していたら深澤から話しかけられた

深「何してんの？笑」

『っ…！あぁ、日焼け止めなくて今』

深「貸すよ？」

『いやでも』

深「日焼けたくないでしょ」

『 …貸してください、』

深「どーぞ笑」

腕や顔など水着だから全身に塗ってく

けど、問題が。

背中に手が届かないという…

深｢背中塗ろうか？」

『ん？え、大丈夫だよ』

深「届かないでしょ？」

『渡辺くんに！』

深「いいじゃん俺で」

そう言った彼は強引に日焼け止めを取った

私はゆっくりと椅子に座った

好きな人の手が背中を触っていると考えただけで

顔が赤くなる

でも、彼女がいるのにいいのだろうか

佐「ふっかに日焼け止め塗ってもらってんの？笑」

深「そー塗ってるのー」

佐「うわぁ、彼女持ちは手馴れてますねー」

深「うっせーよ笑」

佐久間くんが来たと思ったら爆弾発言を言ってきた

やっぱ塗ったことあるよね笑

深澤くんの彼女になれるとか、絶対楽しいんだろうなぁって

毎日飽きなさそう

深「はいっ塗り終わったよ」

『ありがとう』

深「よーし！じゃあ行こう！」

『う、うん』

深澤くんは私の手を掴み歩き出した

ねぇ、彼女いるんだったら手なんか繋いでこないでよ

勘違いしそうになるじゃん。