◇TH◇ ページ15
今日からAが随行だよって、マネヒョンから聞いた時からずっとワクワクしてた。
朝わりと早起きして、ちゃんとご飯食べて着替えして、時間が来るまでジンヒョンとゲームして。
ソワソワしっぱなしでミスばっかりする俺に、真面目にやれよ面白くない！て文句言うジンヒョン。
「落ち着かないんです」
SJ「見りゃわかるよ。お前、Aさんのことになるとほんと昔に戻るね。最近ちょっと落ち着いて、大人っぽいVじゃなかった？」
からかわれて俺はむっと唇を尖らせると、ジンヒョンはそれをつまんでくる。
SJ「余裕のない態度でいたら、怖がって逃げられるよ？もう少し時間かかるんじゃなかった？」
そのつもりだったよ。
て言うか、ずっとそのつもりは頭の中にあって、びっくりして会社やめられたら困るから、そんなことにはならないように加減…
「加減、してるつもりなんですけど」
SJ「これで？それで？その態度で？マジで言ってるなら、むしろ加減してないとどうなるのか知りたいよ」
問われて、想像した。
もし今、なんの制約も無くAに触れていいとしたら。
「…頭から…いや、むしろ、足から？」
あの細い足。
スカート履いてくれないのが悔しいくらい、毎日パンツスーツだけど、細さはわかるよ。
時々履いてるヒラヒラのバギーパンツの裾つまんで、ふくらはぎまで露出して、柔らかさとその味をまず、どこで確認しよう？
手かな、口かな、それとも舌で？
SJ「足から？」
ヒョンが聞いてきたからその顔見返しつつ、顎に手を当てて唇なぞりながら、続けた。
「…パクっと、ですかね」
口の端をペロッと舐めながらそう言ったら、ジンヒョンの方が真っ赤になった。
「…っ、おま、顔。自粛しろ〜エロフェロモンダダ漏れだぞ〜。今シモい事しか考えてないだろ〜」
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作者名：フネ55
| 作成日時：2023年1月30日 20時
