私の初恋強奪事件 -2-【TH】【JK】 (ページ11)

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私の社用のスマホは、もちろんメンバー全員の登録があって、彼らの方にも登録済みと言う話は聞いてたから、言われるがままソクジンさんに電話してみる。

SJ「ヨボセヨ〜アンニョン〜Aちゃん〜？」

わお。

アイドルの生電話！

私は耳に当てたスマホから聞こえるソクジンさんの声に少し感動しつつ、下にいること伝えたら

SJ「あっ、やめろって。俺にかかってきたんでしょうが！おい！」

て音声が乱れて、

「A」

て、少し低めのハスキーボイス。

あ、この声。

鼓膜がおかしくなるのやつ。

咄嗟にスマホを耳から離して、スピーカーに切り替えた。

『テヒョンさん、おはようございます』

TH「…なんでジンヒョン？」

丁寧に挨拶したのに返事は無くて、ものすごく不満そうな声が返ってきた。

『え？今日、ジンさんとテヒョンさんと、ジョングクさんが、お迎えだからですけど…』

TH「俺がいるのに、なんでジンヒョンにかけるの？」

あっ、面倒くさいのやつ。

C「僕の指示だよ、テヒョン」

横で聞いてたチョンホさんが、さらっとフォローしてくれた。

チョンホさん、ナイス。

『そういうことです。待ってますから、降りてきてください』

言うだけで言って、通話をオフにスライドしたら、チョンホさんが笑ってる。

C「僕、Aさんがこないだのペンミで、メンバーのペンになったって聞いたのに」

『のに？』

C「そんなあっさり、電話切っちゃうんだね」