※この先は有料オプションです(Daiki.A)

通じ合う想い ページ34

.







そんなの、







「…はい」







頷くしかないじゃん。








「…そっか。良かった」







私から離れ、改めて体を向き合わせた有岡さんは
ゴホンッと咳払いをした後、
上目遣いでじっと見つめてきた。








.








「今まで、君がどんな男と付き合ってきたかは知らないけど」






「少なからず俺は、君の自尊心を失わせるような事
絶対しない」







「だから、その…順番、間違ったけど」









.









「俺の、ほんとの彼女になってくれませんか」








.








彼は、ぎゅっと目を瞑り
右手を差し出していた。







.








＿＿＿この手を握ればそれは、

今後直面するであろう"困難"に
立ち向かわなければならない事になる。






それを、重々承知の上で
告白してくれたのだとしたら









私は、









「…お願いします」








その右手に
身を委ねようと思う。

この先は有料オプションですｰLASTｰ→←男の魅せ場

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す