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案の定 ページ19

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「はじめまして。五十嵐渡です」









私の目の前に座ったその人は、
随分と爽やかに名前を名乗っていた。









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＿＿＿とあるレストランバーに招集された男女6人。








その中でも彼…五十嵐さんは、
顔良し、高身長、尚且つ現役慶應大生という、
超ハイスペック男子。








当然、他の女子2人の中では
本日1番人気の本命馬。









私はまったく、興味無し。

格好いいとは思うけど、
それと好みのタイプは別の話なんで。









なのに…









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「ねえ、Aちゃんはどこの学部？」

「彼氏とかいる？」









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なぜか私にばかり質問をしてくる五十嵐さん。









そのせいで若干、
隣から冷たい視線がグサグサと刺さってきていた。









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…他の女子にも話しかけてよ。

私ほんっとに興味無いのに。









やっぱり、合コンなんて来るもんじゃなかった。

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