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相澤先生の寝袋 体育祭 ページ36

マイク「4チーム、総勢14名から成るトーナメント形式〜っ!
1対1のガチバトルだぁ!!!」

ミッド「それじゃあ!組み合わせ決めのくじ引きしちゃうよ
組が決まったらレクリエーションを挟んで開始になります」

昼休憩が終り、Aは心操や他の通過者と一緒に会場で説明を聞いていた。

というのは見た目だけで、昼休憩の1時間でたっぷりと充電した相澤との時間を振り返っていた。

心「おい組決まるぞ
…なにニタニタしてんだよ」

『ちょっと顔面が崩れるほど夢のような1時間を過ごしてきたから…』ニンマリ

そう、さっきまでの1時間でAは初めて相澤に勝てたのだ。

いつもは相澤に先手を打たれてタジタジになって、最終的に酸欠になる寸前までDキスされ続けるAがやっと勝てたのだから嬉しくないわけがない。

相澤に対して、もはや憧れ以上の感情を拗らせているAは嫉妬してもらえただけでも幸せで一杯なのに。

それに加え、あの相澤がいつもの"大人の余裕(歳は1年しか変わらないが)"を崩してフリーズしたのだ。

その要因を作ってくれた心操には、もうどうしようもないくらい感謝していた。

『全部、心操のおかげ』

心「は?俺、洗脳しただけなんだけど…」

心操は知る由もないから、Aの言葉の意味が分からないのも無理は無い。

ミッド「ちょっとそこの1位のお二人サン!組が決まったわよ!」

『ハーイ』

心「…すみません」

説明そっちのけで雑談していた二人はミッドナイトに怒られたのであった。

会場の大画面に映し出されたとトーナメント表に、それぞれが自分の名前を探し対戦者を確認する。

第1ラウンドは以下の対戦組となった。


緑谷vs心操

轟vs瀬呂

芦戸vs上鳴

飯田vs発目

常闇vs八百万

Avs切島

爆豪vs麗日


『心操と緑谷かぁ…個性の相性がなんとも言えないなぁ』

心「…知り合いか?」

『まぁね、』

心「お前は切島ってやつとらしいぞ
…騎馬戦のときにあの赤髪のやつ、身体が硬くなってたおかげでお前の攻撃のダメージがマシだった」

『ダメージがマシ、ね…へぇ〜あの100%の攻撃で、ねぇ…
切島、正直予想以上だ…これは久々に遊べそう』黒笑

心「まちがっても殺るなよ(蒼白)」

『ちゃんと怪我させないように勝つよ』

Aは騎馬戦の時の切島の様子を聞いて、一層期待を強くした。

優勝景品も楽しみだが、まずは目先の切島との対戦(おたのしみ)を堪能する気であった。

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作者名:TABLEwiper | 作成日時:2019年10月29日 21時

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