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近くにいた男の子に智が話しかけた。

翔くんがいないかどうか聞いてるんだろう。


男の子は少し気まずそうな顔をしてから「少々お待ちください」と奥へ引っ込んだ。


そして、次に出てきたのは




「・・・・・どーも」



不機嫌そうな松本くんだった。


「あれ、松潤?」

「何しに来たんすか」


その鋭い視線は完全に私へと向いていて。

だけど逸らすことも許されないというようにじいっと見つめられる。


「翔くんに会いに来たの。・・・ちょっと話があって」

「話。話ねぇ・・・・」

『・・・松本くん、知ってるの?』


昨日のこと、とつけなくても察したのか綺麗な顔が怪訝そうに歪んだ。


翔くんから聞いた・・・としか思えないか。


「ああ、知ってるよ。あんたがどんだけ馬鹿で頭の緩い人間かってことは」

『っ・・・・』

「松潤、やめろ。悪いのは俺だから」

「は?ええ、そうでしょうね。こんなことになった原因はあんただよ。あんたが余計なことさえしなけりゃこの二人は上手くいってた」


でもな、と松本くんは私を睨んだ。


「結局翔くんを捨てて大野さんを選んだそいつが一番悪いんだよ。大野さんのこと捨てようと思えば捨てれたろ」

『!無茶言わないでよ!そんなこと、』

「できないなら中途半端に翔くんと付き合ったりすんじゃねぇよ!!」

『っ、』



松本くんの剣幕に、何も返せず黙る。

翔くんを傷付けたのは事実だから。


・・・・それでも、会って話がしたい。

謝りたい。


「・・・・・けど、翔くんと付き合うよう催促したのもアドバイスしたのも俺だから、俺にも責任はある。だから今まで通りの関係でいてやるよ」

『・・・ありがとう。あの、一ついい?』

「何だよ」

『私は翔くんを捨てたつもりなんかない。確かにあの時は智のほうが大事だって言っちゃったけど、でも、』

「・・・・あっそ。じゃあ翔くんがあんたを捨てたんだな」

『・・・え?』



彼の言葉を理解する前に、乱暴に鞄が投げられる。

その鞄は昨日、置いてきてしまっていたものだった。

驚く私とは裏腹に、松本くんは淡々と言葉を紡いだ。



「翔くんなら中にいる。・・・伝言、預かってきた」

『伝言?』

「「今までありがとう。でもお前と付き合ってたのはただの遊び。もう終わりにするから。





__________智くんとお幸せに」。・・・・だってよ」






息が詰まる。


呼吸ができない。



目の前が霞んで見えない。




頭が、胸が、痛い。

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nao(プロフ) - 主人公も智君も最低ですね。翔くんと別れてほしいです。 (3月31日 12時) (レス) id: 3ab06130a8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みかづち | 作成日時:2020年3月30日 22時

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