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〜159〜 ページ15

「・・・・とか言えば満足?」

『・・・・・・・え?』

「あのね、別に俺は怒ってないし失望もしてない」

『でも・・・』

「Aさんは責めてほしいの?」

『・・・・』

「あんたが全部悪いんだ、って怒ってほしいわけ?」


二宮くんの言葉に黙って頷く。


「はぁ・・・・確かにあんたのやったことは悪い。最低だと思います。でもね、だからってAさんが全部悪いわけじゃないんだから」

『え、』

「大ちゃんだって、他に何かなかったのかって思うし・・・翔さんも、素直に自分の思ってること言えばいいのに、無意味にあんたを傷付けてる」

『それは私に罪悪感を持たせないために、』

「じゃあその為ならAさんが泣くことになってもいいって?」


彼は目の前のコーヒーを口に含み苦い顔をした。


・・・・・・やっぱり、気付かれてたんだ。

目腫れてるのかな。


「まぁ、Aさんがいいなら別にいいや。それよりここ数日、大ちゃんとばっかいるみたいだし・・・・人事部で噂になってますよ?」

『前と変わんないじゃん』

「明らか前より距離近いでしょ。そのせいで噂を否定する人もいなくなってんの」

『ああ・・・・』

「翔さんのこととは関係なく、もうちょっと大ちゃんと距離とったら?勘違いされたくなければの話だけど」

『そう、だね・・・』


確かに最近すごい視線感じるなーと思ってたけど、

まさかそんな勘違いをされてるとは。


まぁでも仕方ないか。


前よりずっと距離近いし、ベタベタしてるもんね。

それを望んだのは自分だけど・・・・。




“さようなら”



・・・・・・考える気が起きない。

翔くんのあの冷たい声が忘れられなくて



なんだか、もう、頭が回らない。



.









.









.



「A」


男らしい大きな手が私の頬を撫でる。



「もう二か月も経ったんだからさ、そろそろ元気出そうよ」

『・・・・・・・・うん』


智の言う通りだ。


あれから二か月も経つのに、まだ翔くんのことが忘れられないなんて。



智がそばにいてくれて嬉しい。

智がどこにも行かなくて嬉しい。

智が「好き」って言ってくれて嬉しい。



それは確かなのに。



「・・・・A?」


この胸の痛みは


溢れる涙は




一体、何に対してなんだろう。



「・・・・・・A。来月の頭ら辺って空いてる?」

『・・・・え?』

「旅行、行こっか」




沖縄に。



って智は笑った。

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nao(プロフ) - 主人公も智君も最低ですね。翔くんと別れてほしいです。 (3月31日 12時) (レス) id: 3ab06130a8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みかづち | 作成日時:2020年3月30日 22時

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