〜９０〜 ページ41
「え？今週末？」
櫻井くんが驚いたように私の手元を凝視する。
多分今、私の顔はすごい真っ赤になってるんだろう。
正直今すぐ逃げ出したい。
「一緒に帰れたら帰ろうって言われた時もビックリしたけど･･･デートの誘いのほうがビックリするわ。どういう心境？」
『実は、相葉くんから遊園地のチケット貰って････櫻井くんと、』
「翔」
『････し･･･翔くんと行ってきたら？って言われたから･･･』
「ふーん」
翔くんはチケットを一枚手に取ると、「今度奢ってやろ」と笑った。
「んじゃ、家まで迎えに行くから待っとけよ」
『え、家！？』
「嫌？」
『そうじゃなくて･･･何だか、恋人みたいだなって･･･』
「はぁ？」
翔くんが眉を顰めて私の頬を両方引っ張る。
いっ、痛い痛い！割と加減してくれないこの人！
「恋人みたい、じゃなくて恋人なんですけど。何のつもりで付き合ってんだよ」
『いひゃいかりゃはなひて！』
「あ？なんて？･･･ああ、「痛いから離して」？」
全力で頷くとため息を吐きながら離してくれた。
あー、痛かった･･･。
頬腫れてない？原型留めてる？
そう心配になるくらい強かった。
仮にも彼女にそんなことする！？
『適当に付き合ってるわけじゃなくて･･･時々実感が湧かないんだよね。「本当にあの翔くんと付き合ってるの？」って不安になるというか』
「アホらし」
『アホらし！？』
「俺はっきり言っただろ。好きだ、って。なんなら今すぐ道路の真ん中でお前に対する思いを叫んでもいいけど？」
『できるの？』
「･･･俺は！大沢Aのことが大好きだー！！愛してる！！！」
『えっ！？ちょっ、』
慌てて翔くんの手を掴む。
待って、本当に言うとは思ってなかった。
「手繋いだだけで顔真っ赤にして俯くところとか、俺のこと好きすぎて悶えてるところとか、お前の可愛さを全人類に知らしめてやりたいって思ってること分かってくれました？」
『････翔くんって意外と彼女馬鹿？』
「今更だろ」
翔くんがふんっ、と鼻を鳴らす。
思ったよりギャップが激しい。
ドＳなのに彼女馬鹿って！なにそれ可愛さで死にそう。
やばい、私も叫びたい。
彼氏が好きすぎるって。かっこいいと可愛いが渋滞してて萌え死ぬって。
翔くんの気持ちが分かったかもしれない。
「でも独り占めしたいって気持ちもあんだよなぁ」
『ﾋｴｯ』
頼むからこれ以上殺さないで翔くん！
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とも(プロフ) - 佐倉ちゃん頑張れ！もう一押しだ(￣▽￣;)佐倉ちゃんには可哀想だけど…智くんの為に頑張って！ (2020年2月24日 8時) (
レス) id: bd0ebe94fc (このIDを非表示/違反報告)
みかづち(プロフ) - 翔潤さん» コメントありがとうございます！彼女に寄り添い、そうして想ってくださってとても嬉しいです。まだまだ物語は続きますが、三人がどういった行動を取るのか、そしてどんな結末を迎えるのか、楽しんでいただけると幸いです！ (2020年2月16日 23時) (レス) id: 69b5dcb367 (このIDを非表示/違反報告)
翔潤(プロフ) - ここは、智くんが男気を出して、翔くんのもとに、送り出して欲しいなって。彼女の翔くんへの思い、紡いで欲しいって。勝手な事を書いて、本当に申し訳ありません。彼女の翔くんへの気持ちを思うと、どうしても投稿せずには、いられませんでした。 (2020年2月16日 22時) (レス) id: 2ca84f8a36 (このIDを非表示/違反報告)
翔潤(プロフ) - 初めまして。私としては、翔くんと結ばれて欲しいです。智くんと付き合っても、彼女の心の傷は癒えないし、どれだけ、智くんが言葉や態度で示しても、幼なじみだから、同情で付き合ってるんじゃないかって、疑心暗鬼になってしまうと思うんです。 (2020年2月16日 22時) (レス) id: 2ca84f8a36 (このIDを非表示/違反報告)
みかづち(プロフ) - 私の、じゃなくて私もでした← 誤字・・・・ (2020年2月16日 16時) (レス) id: 69b5dcb367 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みかづち
| 作成日時：2020年2月8日 1時
