〜８４〜 ページ35
“いつも大沢さんと一緒にいるから”
“大沢さんと大野くんってニコイチって感じがするから”
････いやいや。いちいち考えてちゃダメだ。
智が会社に来てないのは心配だけど、しんどそうな感じじゃなかったから
大丈夫だろう。
そんなことより櫻井くんだ櫻井くん！
『ごめん櫻井くん！遅くなった！』
「そんなに待ってないからいい。つーかあんま走るとこけるぞ」
私は小学生か！
でも確かに、ヒールで走るのは危ない。
だけど早く会いたかったから････って、本人には言わないけど。
『どうしたの？急に･･･仕事は？』
「もちろん、あと２０分後に３件行かなきゃなんないけど････やっぱ、こんな気持ちのまま仕事したくないから」
『うん････』
「俺、決めたわ」
そう言いながら隅の方に寄って手招きをする。
戸惑いながらそっと近寄ると、突然腕を引っ張られた。
その反動で体は自然と櫻井くんの腕の中へ。
ま、待って！絶対誰かに見られるって！
いや別に悪いことじゃないけど、営業部か人事部の人に見られたら
何を言われるか分かったもんじゃない。
だけどそんな私の心配を杞憂だと笑うように更に抱き寄せられる。
「んふふ、大丈夫だって。ここ、監視カメラの死角になってて････しかも人も滅多に来ねぇの」
『な、何でそんなこと知ってるの･･･？』
「前たまたまここに来たら、いちゃついてるカップルと遭遇したんだよ。その時に聞いた」
『それは災難だったね････』
「おたくのとこの人間でしたけど？」
『え？人事部！？嘘でしょ！？』
そんなこと知りたくなかった！
誰だ会社でそんな破廉恥なことしてる人は！！
私も現在進行形でやってるけど！
と、櫻井くんの綺麗な人差し指が私の唇に当てられた。
「しーっ。････誰も来ないとは言ったけど、流石に人の声してたら様子ぐらい見に来るだろ？あんま大きい声出さないようにな」
『は、はひ･･･』
目の前の男がイケメンすぎる。
本当に私の彼氏？大丈夫？私刺されない？
あたふたしている様子を見てクスクスと笑う顔もかっこいい。
かっこいいと言うよりは･･･妖艶？
なんというか、ものすごい色気を感じる。
その色気で頭がクラクラしてきた。
「あ、そうそう。で、俺、ちょっと器小さすぎたかなーと思って」
『え？あ、うん？』
「智くんと離れろなんて、Aからしたらつらいだけだよな」
『･････え？』
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とも(プロフ) - 佐倉ちゃん頑張れ！もう一押しだ(￣▽￣;)佐倉ちゃんには可哀想だけど…智くんの為に頑張って！ (2020年2月24日 8時) (
レス) id: bd0ebe94fc (このIDを非表示/違反報告)
みかづち(プロフ) - 翔潤さん» コメントありがとうございます！彼女に寄り添い、そうして想ってくださってとても嬉しいです。まだまだ物語は続きますが、三人がどういった行動を取るのか、そしてどんな結末を迎えるのか、楽しんでいただけると幸いです！ (2020年2月16日 23時) (レス) id: 69b5dcb367 (このIDを非表示/違反報告)
翔潤(プロフ) - ここは、智くんが男気を出して、翔くんのもとに、送り出して欲しいなって。彼女の翔くんへの思い、紡いで欲しいって。勝手な事を書いて、本当に申し訳ありません。彼女の翔くんへの気持ちを思うと、どうしても投稿せずには、いられませんでした。 (2020年2月16日 22時) (レス) id: 2ca84f8a36 (このIDを非表示/違反報告)
翔潤(プロフ) - 初めまして。私としては、翔くんと結ばれて欲しいです。智くんと付き合っても、彼女の心の傷は癒えないし、どれだけ、智くんが言葉や態度で示しても、幼なじみだから、同情で付き合ってるんじゃないかって、疑心暗鬼になってしまうと思うんです。 (2020年2月16日 22時) (レス) id: 2ca84f8a36 (このIDを非表示/違反報告)
みかづち(プロフ) - 私の、じゃなくて私もでした← 誤字・・・・ (2020年2月16日 16時) (レス) id: 69b5dcb367 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みかづち
| 作成日時：2020年2月8日 1時
