〜８３〜 ページ34
二人きりで会ってどうするんだろう。
やっぱり智と一緒に住んでることについて言われる･･･？
そう思うと少し気分が落ち込むけど、でも話せると思うと胸が高鳴る。
なんて現金な。
しかも学生みたいな恋しちゃって。
だけど例の元カレと付き合ってた時はこんなにドキドキしなかった。
むしろ何でこんな奴と一緒にいるんだろうってイラつくばっかで。
他の女の子の香水の匂いとか、キスマークとか
いちいちそれに嫌悪感抱いて、早く別れたいって･･･それだけしか考えてなかった。
今更だけど本当元カレロクでもないな。
････もしかしたら、智が私に彼氏作らせたがらないのってそれが関係してるのかも。
だけどもう大丈夫だよ。櫻井くんは本当に良い人だから。
「あ、Aちゃん。あと１０分で１１時になるよ」
『本当！？相葉くん、ありがとう！愛してる！』
「やめて！翔ちゃんに殺される！」
「？１１時に何かあんの？」
「さぁ？「１１時になる前に声かけて」って頼まれただけだし･･･」
「どれぐらいで戻ってくる？」
『分かんない！でも何時間もかからないと思う！』
「いやマジでどこ行くの」
「まさか翔ちゃんと逢引！？」
二人の質問をスルーしながらエレベーターに向かう。
相葉くんに至ってはあながち間違いじゃないから困る。
.
.
少しして、エレベーターの扉が一階で開く。
この先の角を曲がったら櫻井くんに会える！
そう期待に胸を膨らませながら一歩踏み出すと
「あれ、大沢さん一人？」
人事部の先輩に声をかけられた。
相変わらず、同性でも見惚れてしまうくらいの美しさ。
『はい。どうかしましたか？』
「大野くん、今どこにいるか知らない？」
『え？い、いないんですか･･･？』
「ええ。渡したい書類があるんだけど････いつも大沢さんと一緒にいるから思わず声かけちゃって」
『え、っと･･･今朝、忘れ物があるから先行っといてって言われて････それ以降見てないです･･･』
「ってことは、部署にもいないわよね･･･」
先輩は宙を見ながら呟いた。
「大沢さんと大野くんってニコイチって感じがするから、何だか違和感がすごいわね」
『･･･そう、ですか･･･？』
「みんなそう思ってるわよ。あなたは自分で思わないの？」
『あ、ああ、まぁ･･･』
「でしょう？･･･さて。それじゃ、大野くんと連絡がついたら教えてね」
『は、はい』
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とも(プロフ) - 佐倉ちゃん頑張れ！もう一押しだ(￣▽￣;)佐倉ちゃんには可哀想だけど…智くんの為に頑張って！ (2020年2月24日 8時) (
レス) id: bd0ebe94fc (このIDを非表示/違反報告)
みかづち(プロフ) - 翔潤さん» コメントありがとうございます！彼女に寄り添い、そうして想ってくださってとても嬉しいです。まだまだ物語は続きますが、三人がどういった行動を取るのか、そしてどんな結末を迎えるのか、楽しんでいただけると幸いです！ (2020年2月16日 23時) (レス) id: 69b5dcb367 (このIDを非表示/違反報告)
翔潤(プロフ) - ここは、智くんが男気を出して、翔くんのもとに、送り出して欲しいなって。彼女の翔くんへの思い、紡いで欲しいって。勝手な事を書いて、本当に申し訳ありません。彼女の翔くんへの気持ちを思うと、どうしても投稿せずには、いられませんでした。 (2020年2月16日 22時) (レス) id: 2ca84f8a36 (このIDを非表示/違反報告)
翔潤(プロフ) - 初めまして。私としては、翔くんと結ばれて欲しいです。智くんと付き合っても、彼女の心の傷は癒えないし、どれだけ、智くんが言葉や態度で示しても、幼なじみだから、同情で付き合ってるんじゃないかって、疑心暗鬼になってしまうと思うんです。 (2020年2月16日 22時) (レス) id: 2ca84f8a36 (このIDを非表示/違反報告)
みかづち(プロフ) - 私の、じゃなくて私もでした← 誤字・・・・ (2020年2月16日 16時) (レス) id: 69b5dcb367 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みかづち
| 作成日時：2020年2月8日 1時
