〜６２〜 ページ13
確かに、櫻井くんはイケメンだしエリートだし
すっごくモテるだろうけど。
でもあの子は、私が好きだってずっと言ってた。
絡んできた女の子にも、「俺が一途に想ってるだけだから」って。
そう笑って言ってたのに。
「いいんじゃない？あの子、社長令嬢だしね」
『え･････』
「入社当初からずっと翔ちゃんのこと狙ってたみたいだし、翔さんもあの子と結婚する気満々だし」
『･････は？』
今、二宮くんはなんて言った？
結婚？櫻井くんが？あの子と？
「んなの誰から聞いたんだよ！」
「翔さん本人に決まってるでしょ。つい今朝会ってさ、「実は社長の娘さんと結婚しようと思ってて、明日の夜プロポーズするんだよ」って」
『嘘････』
「嘘ついてどうすんの？」
『･･･ちが、う、櫻井くん、は････私のこと･･･』
「「私のことが好きだからそんなはずない」？はぁ？何甘ったるいこと抜かしてんの。あなたがウジウジ悩んで何も行動起こさないからこういうことになってるんでしょうが」
じゃあ････じゃあどうしてアドバイスなんかしたの。
認めろなんて言ったの。
そのまま放ってくれたら、この気持ちにも気付かなかったはずなのに。
「振られてもいいからとにかく気持ちを伝える。それってすげぇ大事なことだと思うけどね。伝えないまま相手が離れていったら余計つらくなるだけよ？」
『･･････』
「っていうか････そんなに傷付いてる時点で翔さんのこと好きなの確定。言い逃れもできないよ」
『････遅い････』
「本当にね。馬鹿、大馬鹿女」
机に何粒かの雨が降る。
二宮くんは罵りながらも頭を撫でてくれた。
松本くんはまだ混乱しているのか、ずっと店の外を眺めている。
だけどすぐに私の頬を片手で引っ張って立ち上がった。
待って！女の子にすることじゃない！
「じっとしてんじゃねぇよ！告白しに行け！！」
『こ、告白って････そんなの、』
「俺はまだ納得してねぇけどさ････でも、翔くんも人間だから気持ちが移ることはあるかもしれない。もうあんたじゃなくてあの女に惚れたのかもしれない。けど！だからってあんたが諦めんのは････なんか、ちげぇだろ」
『松本くん･････？』
「このまま翔くんがあの女と結婚して子供作って････あんたはそれ耐えられんの？」
『････そんなの････』
嫌に、決まってる。
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とも(プロフ) - 佐倉ちゃん頑張れ！もう一押しだ(￣▽￣;)佐倉ちゃんには可哀想だけど…智くんの為に頑張って！ (2020年2月24日 8時) (
レス) id: bd0ebe94fc (このIDを非表示/違反報告)
みかづち(プロフ) - 翔潤さん» コメントありがとうございます！彼女に寄り添い、そうして想ってくださってとても嬉しいです。まだまだ物語は続きますが、三人がどういった行動を取るのか、そしてどんな結末を迎えるのか、楽しんでいただけると幸いです！ (2020年2月16日 23時) (レス) id: 69b5dcb367 (このIDを非表示/違反報告)
翔潤(プロフ) - ここは、智くんが男気を出して、翔くんのもとに、送り出して欲しいなって。彼女の翔くんへの思い、紡いで欲しいって。勝手な事を書いて、本当に申し訳ありません。彼女の翔くんへの気持ちを思うと、どうしても投稿せずには、いられませんでした。 (2020年2月16日 22時) (レス) id: 2ca84f8a36 (このIDを非表示/違反報告)
翔潤(プロフ) - 初めまして。私としては、翔くんと結ばれて欲しいです。智くんと付き合っても、彼女の心の傷は癒えないし、どれだけ、智くんが言葉や態度で示しても、幼なじみだから、同情で付き合ってるんじゃないかって、疑心暗鬼になってしまうと思うんです。 (2020年2月16日 22時) (レス) id: 2ca84f8a36 (このIDを非表示/違反報告)
みかづち(プロフ) - 私の、じゃなくて私もでした← 誤字・・・・ (2020年2月16日 16時) (レス) id: 69b5dcb367 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みかづち
| 作成日時：2020年2月8日 1時
