大好きだった。【すとぷり】【るぅと】

t h i r t y - f o u r ページ34

『…』



朝起きたら、大雨が降っていた。



誕生日なのに最悪だな、って思いながら、テレビをつけた。そしたら、大雨注意報とか出てた。まあ警報じゃないから、遊びに行っても大丈夫か。



さーて。こんなことなら… 元々はここちゃんとのランチまで駅前のお店巡りをしようかな、って思ったんだけど、この雨だったら嫌だな。



まあ、とりあえず、カラオケでもいこっか。




傘をもって、家をでた。外はまだ、雨が結構強く降っていた。




急いで、カラオケへ直行。








『さーて、次は何歌おっかな。』



カラオケで歌う曲を迷ってる時、携帯がなった。ここちゃんからだ。




『もしもし…？』



ここ「ごめん、Aちゃん、起きたら8度あった。今日行けない…」




『大丈夫？お大事に！』




少し残念。なんでいつも元気なここちゃんが今日に限って…？



龍くんも…ここちゃんも…




いつも一緒なのに、誕生日に限って…







電話を切った後、ため息をした。



カラオケのマイクを持つが、歌う気持ちにならない。






『はぁ…』

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