大好きだった。【すとぷり】【るぅと】

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＊基本すとめも９を参考ににしましたが、小説の都合上曲を一部変えてます！






「！！！」


すっかり、周りは真っ暗。



ここちゃんも含め、

周りのリスナーは、


みんなペンライトを推しカラーにしてる。




急いで私もかち、かち、とボタンを押し、



黄色い光を光らせた。




アップビートな曲のイントロが流れ始めた。





ここ「この曲は、GO GO CRAZYって言うんだよ！」



ここちゃんは、嬉しそうに私にそう言う。






そしたら急にステージにスポットライト。




ぼんやりとふたりの影が見えた。



そして、割とイケボで「Are you ready?」




キャーキャー叫ぶ、女の子の声。



少しだけ、ラップが続く。




誰かイマイチわからないけど、かっこいいなーとかと思ってると、急に照明が明るくなる。




そして、見えた。



「彼」の姿を。



白と黄色の王子様の衣装を着て、


髪も染めていて、


一段とかっこよくなってるけど、




あの表情と


あの目は





変わってない。



『るぅとくん…』



そう小声で呟きながら、ステージ上の彼を眺めた。





笑顔でステージ上に立つ君。



素敵な歌声を響かせる君。



目線ひとつでファンを喜ばせる君。



幸せそうに、歌う君。




急に、「あの日」止めようとした私がバカらしくなった。




なんであの時応援できなかったんだろう、



それで心が痛かった。






順調にライブが進む。そして、次はソロのコーナーとなった。





ころん君？って言うメンバーが「少女レイ」を歌うと、ここちゃんは隣で死にそうになるぐらい叫んでた。




そんな姿に微笑んでると、次にステージにたったのは



るぅとくんだった。





ギターを持ち、何千人もの前に立つ彼。




初めてみた姿。




彼は椅子に座り、





弾き始めた。



そして、あの優しい声で歌い始めた。



「昨日の夜から

君がいなくなって」






この曲、知ってる。



「たばこ」だ。



彼と別れてから、何回も聞いた曲。

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