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t e n ページ11

// 関係ないんですけど、これが回想シーンの最後です!次からの偶数回は…えーと、お楽しみに!



flashback: 3年前



日曜日の朝。


私は家でコーヒーを飲みながら、ニュース番組を見てた。



そしたら、るぅとくんから電話が。


『もしもしー?』


る「A!すっごい大事な話があるの!いつもの公園で会える?」


るぅとくんの息は上がっていて、すごい興奮してる。


いつもおっとりしてる彼。多分、十代な事が起こったんだろう。


『あ、分かった。着替えたら行く。』



そう答えて、電話を切った。


着替え終わり、いつもの公園の坂へ向かった。


私の方が家が近いから、先に着いた。



しばらくしたら、るぅとくんも到着した。


会うや否や、彼は私に伝えた。


る「A!僕ね、僕ね、東京に引っ越す!」


東京に?引っ越す?


ドッキリだよね…?


『え…?』


るぅとくんはそのまま話を続けた。


る「僕にオファーが来たんだよ。一緒にグループ組まないか、って。歌い手グループ!しかもみんな結構人気な人たち!」

彼の顔には満目の笑み。よっぽど嬉しいんだろう。

る「一生に一度のチャンスなんだよ!Aには申し訳ない。でも、遠距離恋愛でも、大丈夫だよね?」


全然大丈夫じゃないよ。


寂しいし


なんで私を残すんだよ




るぅとくんは



私の事愛してくれないの?



ずっと一緒に過ごすんじゃなかった?



『大丈夫じゃない…』



私は小さな声でそう呟いた。



る「ん?」



るぅとくんは少し驚いたように私を見る。




『るぅとくんので活動に私の存在は迷惑でしょ?


だからもういい。


別れよ。』



そう言いながらも、私の頬を一粒の涙が流れた。




るぅとくんは私に一歩近づいて、私の腕を握る。



る「そんな事ないし!Aは僕の大切な彼女だよ!」

でも、彼氏としてのるぅとくんが離れるのが


いやで

いやで

仕方なかった。





だから私は彼の手を追い払った。




『離して。

そして


もう私の事は忘れて。』


そう言い、私はるぅとくんから離れた。


そして、走り出した。



涙で顔がぐちゃぐちゃ。


呼吸もおかしい。


でも私の胸は


悲しさと


怒りでいっぱい




もう2度とるぅとくんのでことを考えないと



決めた


それでしか


私の寂しさを


紛らわせなかった。

e l e v e n→←n i n e



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りぃ@天使様(プロフ) - かえでさん» 了解!! (2019年11月21日 19時) (レス) id: ab188d45cb (このIDを非表示/違反報告)
かえで(プロフ) - りぃ@天使様さん» りぃさんまたコメントありがとうです!続編書くんで是非みてみてください! (2019年11月21日 19時) (レス) id: baaca1cebf (このIDを非表示/違反報告)
かえで(プロフ) - mimu1029さん» はーい!続編作ったんで是非みてみてください! (2019年11月21日 19時) (レス) id: baaca1cebf (このIDを非表示/違反報告)
かえで(プロフ) - 蓮華さん» 具体的にこの所が好き、って教えていただけるの本当嬉しいです!ありがとうございます! (2019年11月21日 19時) (レス) id: baaca1cebf (このIDを非表示/違反報告)
かえで(プロフ) - 黒雪さん» こんにちは!作ったんで是非見てみてください! (2019年11月21日 19時) (レス) id: baaca1cebf (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:かえで | 作成日時:2019年11月7日 20時

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