第14話 ページ14
ンダホと合流し、ブラブラ。
動画に使えそうな物や欲しかったPCの部品、洋服などを見て回る。
Aは完全に眠ってしまったようで、マサイに抱かれている。
ﾝﾀﾞﾎ「マサイ、変わろうか？ずっと抱いてるでしょ？」
ﾏｻｲ「うん、でも起きねーかな」
ﾝﾀﾞﾎ「大丈夫大丈夫、今熟睡してるし」
Aをンダホに託すと、少し愚図りはしたもののまた眠った。
寝顔を覗き込み完全に自分達に懐いているようで、思わず顔がニヤけた。
すると、前からひそひそと話す女性が二人目に付き、視聴者かな、とキャップを深く被る。
今はAが居るからあまり交流出来ないが、隣のンダホは顔を隠しても体格的にバレてしまう。
案の定声を掛けられた。
「あの〜…マサイさんとンダホさんですか？」
ﾏｻｲ「へ、あぁ、えっと…はい」
「わぁ、何時も動画観てます！あっ、シルクさんの親戚ちゃんも…」
「かわいい…今寝てるから静かにしな」
「あ、そっか」
とは言ってくれたものの、先程の声で目を覚ましたAが驚いて愚図りだした。
ンダホが安心させるように背中をリズム良く叩き、驚かせてしまった視聴者は慌てて謝罪する。
「あー、ごめんなさい！寝てたのに…」
ﾝﾀﾞﾎ「いえいえ、こちらこそすいませんね…」
『うー………』
ンダホに預けていた体を起こし視聴者と目が合う。
しかし人見知りなAはすぐに目を逸らしてしまった。
「ふられたー」
ﾝﾀﾞﾎ「人見知りで…お嬢、ご挨拶は？」
『ない』
ﾝﾀﾞﾎ「ないじゃないでしょ？」
「寝起きだからねー、ごめんね？」
『んーん』
ﾏｻｲ「ん？何？来なくていいよ俺のとこには」
『ましゃだっこ！』
ﾝﾀﾞﾎ「今日はマサイの気分らしいです」
少し談笑して視聴者とは別れ、まだ不機嫌なAを抱きながら時間も来たのでシルクを迎えに行く。
ﾏｻｲ「結局アイスまで買わされた。ちくしょう」
ﾝﾀﾞﾎ「マサイも弱いけどお強請り上手くなったね、誰に教わったんだか」
『ましゃ、あーん』
ﾏｻｲ「お嬢食べな、ほら零すから」
ﾝﾀﾞﾎ「すっかり育児が板につきましたな」
ﾏｻｲ「大変だね、育児って」
『だほちゃ、あーん』
ﾝﾀﾞﾎ「んん〜、今運転中…！美味しいけど！」
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作者名：憐
| 作成日時：2018年7月13日 4時
