社員さんと一緒。【うらみちお兄さん】 (ページ8)

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残業のお手伝い。ページ8

原作20話風(あくまで風)

残業なんて日常です。
えぇ、社畜にとっては日常です。
局に12時間以上いるなんて当たり前です。
なのに……明日は……はぁ。
なんにせよ、うちの局は報連相(ほうれんそう)が育たない職場過ぎて困ります。

あれ？電気ついてる？？点けっぱなしかな？

主『……失礼します。誰かいらっしゃるんですか？？』

裏道(以下、裏)「………鷹野さん？」

主『え？！表田さん？こんな時間までなにを…』

裏「なんか明日使う小道具に絵描けって出木田さんが」

主『いやいやいやいや、なんの為のスタッフですか。
演者にさせる仕事じゃないでしょうに(汗)
何個かサンプル描いて「あとよろしくー！」で任せちゃえばいいんですよ、表田さんも。
……………真面目で優しいんですね表田さん』
困った笑顔

裏「え」

主『ただ無理をするのはいただけません。
演者のお仕事は撮影される事なんですから、
そんな疲れた顔で出るのは駄目ですよ』

裏「……あぁ、うん」

主『とりあえず、少し待ってて下さい！！！』

裏「え？？」

走って出ていき、走って戻るA

主『戻りました！！表田さん！
まず、これ食べて下さい！！軽い夜食と温かい飲み物です！！
その間の作業は私手伝いますから！』

裏「え、いや、そんな…」

主『いいですね！！！！』

裏「はい………(押しが強い)なんか、すみません」

主『何がですか？？』

裏「手伝って貰って、ご飯まで……」

主『あぁ……何をおっしゃる、ですね。
サポートするのが私の仕事ですよ。
今度から頼まれた時点で頼って下さいね』

裏「……鷹野さん……(この職場には珍しいまともで良い人だ……よな？)」

…………。

主『食べ終わりましたか？？では、机に突っ伏してでもよいので少し休んで下さい。
椅子並べた方が寝れるというなら並べますが？』

裏「いや、そこまでは！俺も作業しますよ！」

主『そこで安眠出来るとは思ってません。ですが、休まないと能率も落ちますし
食後に無理せず休むと少しですがスッキリするんですよ。
残業徹夜のプロですから私。経験談です(笑)
なので、少し休んで下さい！！いいですね！！』

裏「は……はい。(また、押し切られた/汗)」

♪♬♪♫

裏(………鷹野さん、歌ってる…？？なんか眠くなる声だな……)

すぅ……zzz

主(ふぅ。これで少しでも休めればいいのですが…)

裏道にブランケットをかけ黙々と作業を続けたAだった。