【最初の女、最後の男８】

４８１・「言うことない？」 ページ41

CY「お待たせしました！」


ﾁｬﾆｮﾙくんが
着替えから戻ってきて


CY「どうぞ、座って下さい！」


って、椅子に座る様に
促してくれるんだけど


「えっと・・これ
どうにか、ならないかな(汗)」


流れていた、大きいスクリーンの中の自分
ストローで飲み物飲んでる姿なんだけど
・・なぜか、ストローを咥える瞬間だけ

スローモーションで編集されてて

・・なぜ、こんな編集をしたのっていう
ツッコミは、多分・・『舌先が〜』とか
ﾁｬﾆｮﾙくんなりの正論で
返されそうだから、やめておく←よくお分かりで


CY「あ、わかりました
ちょっと、待ってくださいね」


て、リモコンを持ったくせに
少し、流れる映像を観てて


CY「・・よし、停めました！」


って、停止された場面が
両手でアイスカフェラテの入った
グラスを掴んで視線を上げた
ところだったんだけど

何を思って、ここで停めた(汗)
っていうか・・消してはくれないんだね

ﾁｬﾆｮﾙくんは
私が座る、椅子の横に立って

チラッと、腕時計を見ると


CY「・・Aさん
時間・・大丈夫なんですか？」

「・・どうして？」

CY「いや・・何か
この後、予定とかあるんじゃないのかな〜って」


・・しどろもどろですけど、ﾁｬﾆｮﾙくん


「仕事も終わったし
今日もお店に出てなかったから
心配で来たんだけど・・ダメだった？」

CY「ダ、ダメだなんて！
嬉しいに決まってるじゃないですか！
もう今日は会えないと思ってたから
今も、ﾁｬﾆｮﾙﾝタンクにドクンドクンと
また放白待ちの、リトルニョルたちが
溜まって、もう直ぐ滴りそうなくらい・・で・・
あ、今ちょっと・・・・・・大さじ１位の量が///」


・・出たのね←冷静、慣れって怖い例


CY「ただ・・その・・」


目を泳がせながら
言葉に詰まる、ﾁｬﾆｮﾙくん

着替えを促したいところだけど
←大さじ１って結構な量だもんね


「ねぇ、ﾁｬﾆｮﾙくん・・」

CY「・・はい？」


私を・・見下ろす瞳に
真っ直ぐ私も、問いかけた


「私に言うことない？」


蕁麻疹出るほど
・・自分の気持ちを押し込めて

ﾁｬﾝﾐﾝくんの願いを
聞き入れた事は、ﾍﾞｸくんから聞いて
分かってるけど・・

ちゃんと・・
ﾁｬﾆｮﾙくんの口から聞いて
・・吐き出させる事が必要だと思った


「・・私に、言う事ない？」


もう一度
そう尋ねた私に・・






CY「・・・・・・・・・好き、大好きです///」




そういう事じゃないんけど・・
・・キュンとしちゃった←

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