任務９ ページ10
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古民家で出会った時とは雰囲気が全く違い、ホラー映画に出てくるピエロのような陽気な声に狂った目。
その変わりようには私も驚いた。
…というか、演技力高いなこいつ(そこじゃない)
『目的はなんだ？』
「ボクはいわゆる異能力者狩りというやつさ。横浜から武装探偵社の社員が宮城まで来るっていう情報が入ったから、いい機会だと思ってね」
そんな情報どこから…
『…まあいい。それより君は、武装探偵社に喧嘩を売ったんだ。覚悟は出来てるかい？』
「そんなの、とっくに出来てるよ。お前を殺す覚悟がねっ！！！
異能力、地獄の門！」
彼がそう言うと同時に、彼の前に真っ黒な扉が現れる。
その扉が勢いよく開き、出てきたのは無数の黒い手。
私に向かってきているようだった。
私はあえて、その場から動かずに攻撃を受ける。
わざとなのか様子見なのか、黒い手は私を直撃することなく、顔、腕、脚を掠っていく。
空中に舞う、飛び散った血。
「どうしたの？もしかしてビビって動けないとかっ！！」
『…異能力、朱眼桜』
余裕そうに私を煽る彼を無視し、私は呟く。
直後、空中に飛んだ血が形を変えて剣になり、彼へとめがけて飛んでいき、彼の周りでピタリと止まる。
無数の剣に囲まれた彼は、さっきの威勢はどこへ行ったのやら、腰が抜けて後ずさりをした。
「ゆ、許してくださいいい！！！！」
『あら、さっきの威勢はどこへ？』
「なんでもしますので、お願いします！！！」
私が近付くと、情けない顔をして土下座を繰り返し、命乞いをする。
案外呆気なかったな。
『なんでも、か。じゃあ、君に情報を流したやつを教えてくれ』
「そ、れは…」
『何、言えない？』
「言ったら殺されるっ！」
怯えながら言う彼。
この人も誰かに脅されてるのか。
『誰に脅されてる？』
「その、情報屋…に」
情報屋はこの人よりも強いってことか。
『大丈夫。殺させなんてしないから、その情報屋の名前言って？』
「ほんと…？」
『本当だ』
彼は俯きながら、静かに話し始める
「…情報屋の名前は、───────」
そう、言いかけた途端。
「ゔっ、かはっ」
彼はいきなり血を吐き、苦しみ悶えながら息絶えた。
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凛 - firefly*さん» はい、大丈夫です！ (2020年3月18日 22時) (
レス) id: a650642e55 (このIDを非表示/違反報告)
凛 - はじめまして！小説を楽しく読ませて頂いております。これからどのように物語を紡ぐのか楽しみです。更新頑張って下さい！リクエストなのですが、日向翔陽異能力者でお願いします。殺戮に特化しており、殺戮の異能力の中では最強の設定で (2020年3月18日 21時) (レス) id: a650642e55 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：真田礼 | 作成日時：2020年3月18日 3時
