10話 ページ10
あなたside
＿＿＿＿ご飯を食べ終わった後も、
ずっとドキドキしたまま。
こんなんじゃ、持たない。
まだ１日目なのに。
お風呂から、お兄ちゃんがシャワーを浴びる音がして。
…お兄ちゃんは至って普通そうだし。とか思った。
そうだよね、年下の女なんか興味無いよね。しかも小さい頃から一緒だった訳だし。
でもね、妹として見られてるって分かっててもやっぱ、
頬に触れられたり、手を握られたりしたら、そりゃドキドキするもん。
…こっちの気持ちも考えて。
って言いたいところだけど、私の気持ちなんか知らないよね。
独りで、部屋の片付けをしながら考えて。
天井を見上げて、また同じこと考えてるって反省して、ため息をついたら。
コンコンってノックの音が聞こえて、
何故か慌てて髪の毛を整える私。
｢いいよ｣
マサイ｢ん｣
ドアから覗いたお兄ちゃんの髪の毛は濡れていた。
お風呂上がりだから、当たり前なんだけど、
…カッコイイ。
見慣れないから、ドキドキが。
ちょっと大きめのTシャツから覗いた鎖骨も、喉仏も、手首の筋も、全部にドキドキしてしまう。
マサイ｢お風呂、空いたよ｣
｢うん、今入るね｣
お兄ちゃんの横を通ると、ふわっと甘いジャンプーの香りがした。
＿＿＿＿お風呂はお兄ちゃんらしくスッキリしたデザイン。
シャンプーに手をかけて、さっきお兄ちゃんから香った匂いと同じだと気づいたら、なんか嬉しくて。
…気持ち悪いよね、ごめんなさい。
そう思いながらも、ニヤニヤして髪を洗っちゃってる私。
お風呂から上がった後も、髪の毛を触ってはドキドキして。
バカみたい。
またニヤニヤしそうな顔を隠しながら、部屋に戻ろうとすると、
マサイ｢あ、上がった？｣
後ろから声がして振り向く。
もう、髪の毛乾いてる。
濡れてるお兄ちゃん、好きなのにな。
｢うん、あ、もしかしてお風呂の栓抜いた方がいいタイプ？｣
私が言うと、お兄ちゃんは｢……あ、いや｣ちょっと遅れてそう言った。
マサイ｢洗濯に使う…から｣
｢そっか、じゃあそのままにしておくね｣
私が言った後も、お兄ちゃんは私をしばらく無言で見つめてきて。
…その時間があまりに長くて恥ずかしいから
｢あの…なに？｣
そう聞いてしまった。
マサイ｢…お兄ちゃんって、呼ぶのやめない？｣
｢…え？｣
マサイ｢お兄ちゃんじゃなくて｣
＿＿＿＿マサイ｢…名前で呼んで欲しいかも｣
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名無し56489号(プロフ) - いつ更新するのか…好きすぎてほんとやばい (2018年9月6日 13時) (
レス) id: b44e30921c (このIDを非表示/違反報告)
ウホホッ///// - 遅いよおおおおおおおおお (2018年3月31日 20時) (レス) id: 143626bbf8 (このIDを非表示/違反報告)
ウホホッ///// - 更新遅くない？大丈夫？ (2018年3月30日 7時) (レス) id: 143626bbf8 (このIDを非表示/違反報告)
ウホホッ///// - いつ更新するんや…好きすぎてヤババ (2018年3月28日 10時) (レス) id: 143626bbf8 (このIDを非表示/違反報告)
なたで胡子 - ｧﾞｧﾞｧﾞｧﾞｧﾞｧﾞｧﾞｧﾞｧﾞｧﾞｧﾞｧﾞｧﾞ好きだ〜〜〜！！！！！gray22さんのほんと好きだ〜〜！！ (2017年4月3日 0時) (レス) id: 6e823ee613 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：gray22
| 作成日時：2017年3月24日 15時
