3話 ページ3
あなたside
＿＿＿＿マサイ｢いらっしゃい、A｣
あの日から1週間後、家にある荷物をめいいっぱいトランクに詰めて、お兄ちゃん家に来た。
…正直、今でも頭が片付かないし、モヤモヤするけど、何よりもドキドキして嬉しく感じてしまったのだからしょうがない。
それに、新しいバイト先もここから歩いて5分のところにあるから、私にとってはピッタリ。
でも、
…こんなふうに家に入れてくれるってことは、女の人として見てくれてないってこと。
そんなこと、とっくのとうに知ってた筈なのに。
痛い胸を必死で隠した。
＿＿＿＿そして、相変わらずの優しい笑顔で迎えてくれたお兄ちゃんの部屋にトランクを持って入った。
｢お邪魔しまーす｣
そう渋々言いながらゆっくりと上がると、リビングへ通じる扉の向こうから｢はーい｣と声がした。
｢えっ？｣
待って、おかしい。
隣を見ると、お兄ちゃんはニコニコしている。
リビングに人はいないはず。
…どういうこと…
不思議に思いながらお兄ちゃんを見つめてると、ふっとお兄ちゃんは笑い出した。
マサイ｢ほら、俺がずっと話してたシルクって奴覚えてる？｣
｢…ああ、シルク。シルクがいるの！？｣
マサイ｢そう、ちょうど今遊びに来てて。他にもンダホとかぺけもいる。
Aに会いたいって｣
＿＿＿＿グループでYoutuberとやらをやってると前々から聞いていた。
｢いつかはAに紹介したい｣ってお兄ちゃんがよく口癖のように言ってたっけ。
こんなタイミングで会うなんて…
会ってみたいって思ってはいたけど。
ちょっと驚きが隠せない。
マサイ｢ごめん、突然で 笑｣
｢いや、全然大丈夫だよ｣
私が慌てて首を振ると、｢おーい、まだー｣とリビングから声がして。
戸惑っていると、お兄ちゃんにぎゅっと手を握られて、握られた手から暑くなる体。
ズンズンと進むお兄ちゃんの背中にドキドキしながら着いていって。
ドアがガチャッと開く音がして、俯いていた顔をパッと顔を上げると、
＿＿＿＿＿＿バゥッ！！！！！！
｢わっ！！｣
目の前にあったのは、狼のような動物の顔。
…怖い
思わずびっくりしてその場に座り込むと、笑い声が上から降ってきて、ゆっくりと見上げた。
ドキドキと煩い心臓とは裏腹に、楽しそうなお兄ちゃんの顔。と知らない人たちの顔。
……これがドッキリだと認識するのには、少し時間がかかりすぎたと思う。
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名無し56489号(プロフ) - いつ更新するのか…好きすぎてほんとやばい (2018年9月6日 13時) (
レス) id: b44e30921c (このIDを非表示/違反報告)
ウホホッ///// - 遅いよおおおおおおおおお (2018年3月31日 20時) (レス) id: 143626bbf8 (このIDを非表示/違反報告)
ウホホッ///// - 更新遅くない？大丈夫？ (2018年3月30日 7時) (レス) id: 143626bbf8 (このIDを非表示/違反報告)
ウホホッ///// - いつ更新するんや…好きすぎてヤババ (2018年3月28日 10時) (レス) id: 143626bbf8 (このIDを非表示/違反報告)
なたで胡子 - ｧﾞｧﾞｧﾞｧﾞｧﾞｧﾞｧﾞｧﾞｧﾞｧﾞｧﾞｧﾞｧﾞ好きだ〜〜〜！！！！！gray22さんのほんと好きだ〜〜！！ (2017年4月3日 0時) (レス) id: 6e823ee613 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：gray22
| 作成日時：2017年3月24日 15時
