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宮舘side
男｢……そんな怖い顔しないで下さいよ。
男相手でも偏見はないタイプですから｣
宮｢…………｣
口元はにこやかなのに目が冷えてる。
宮｢…隠してるわけじゃないから｣
そう言えば、男の子はちょっと目を張った。
男｢そうですか｣
宮｢それで…この話は何に繋がるの｣
意図せず硬い口調になる。
仕方ないでしょ、瞬き一瞬の感覚のペースで話が飛んできてんだ。
男｢いいえ｣
宮｢え？｣
男｢世間話ですよ｣
…嘘つけ。
宮｢待……｣
深｢遅ぇぞ！｣
首根っこにふっかの手が回され、ひゅっと息を飲んだ。
宮｢ちょ、｣
男の子はその間に下がって行ってしまった。
深｢何の話？｣
宮｢…………前言撤回｣
深｢は？？｣
あの子仲良くなろうとなんかしてない。
宮｢か、えろ｣
深｢ちょっ着替えは？｣
宮｢前掛け持ち帰る。荷物は明日取りに来る｣
…鳥肌、エグい。
______________________________
家についたらもう目黒は中にいた。
出迎えてくれる人がいることにどこか安堵する。
目｢おかえり｣
変ににやにやしてる。
宮｢……考えてること分かってるから｣
目｢あれ、分かります？｣
宮・目｢新婚みたい でしょ？｣
でも、目黒の笑みを今は素直に受け止められなかった。
曖昧に笑い返したのが悪かったようだ。
ぴくりと目黒が頭を振った。
、、反射で、扱い慣れた内面の仮面を瞬時に被った。
目｢…仕事中、なんかあった？｣
宮｢いや？｣
目｢…………無理してんだろ｣
宮｢してないって｣
目｢本当のこと言うって約束しましたよね｣
宮｢だから言ってるでしょ！｣
均衡状態になる。
制服のジャケットを脱いでYシャツ姿になっている目黒は、もう社会人にも見える。
その流れで大人になった目黒を想像して、
隣に俺がいることを、
想像できなかった。
宮｢夕飯一緒につくる？｣
買い物袋を掲げて見せる。
はぐらかしだと気づいてか、プライベートへの突っ込みかを気にしてか、目黒は押し黙ってしまった。
宮｢…ごめん、俺1人でつくるか｣
目｢っいや、やりたいっす｣
宮｢そ、そう｣
初心者の目黒でもないのに、その日の俺の料理は何だか下手だった。
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るん(プロフ) - はじめまして！めめだてが好きで、この作品に巡り合いました。切なくて、ドキドキして、どんどん続きが読みたくなります。こんなに素敵な作品に出会えて嬉しいです！またいつか、目黒くんが卒業した後のお話が読みたいなと、更新楽しみに待っています！ (2022年1月12日 1時) (
レス) id: afd921f300 (このIDを非表示/違反報告)
aytu(プロフ) - きょうはクリスマスです。急にこのお話思い出して、改めて読むと、やはりこのお話すごく好き！と思っていますね。＾＾いつも更新楽しみしています。 (2021年12月25日 21時) (レス) @page36 id: d8e0a6dc06 (このIDを非表示/違反報告)
かんかる - floveryさん 更新期間が空いてしまいすいません涙 この後dtさん視点でも書く機会を予定しているので、そちらも気長に待っていただければ…本当に遅くなってすみませんでした、コメントありがとうございます！！！ (2020年11月20日 16時) (レス) id: e59ae82cb4 (このIDを非表示/違反報告)
flovery(プロフ) - はじめまして！更新待ってました！しかもずっと気になってためめだて出会い編でとても嬉しかったです！今後のお話も楽しみにしています！ (2020年11月19日 22時) (レス) id: c3708e43a6 (このIDを非表示/違反報告)
かんかる - ajdugmtaさん 待っててくださり感無量です！！これからもお願いいたします…！ (2020年9月22日 10時) (レス) id: e59ae82cb4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かんかる | 作成日時：2020年5月14日 16時
