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英雄25話 ページ27

緑谷side




緑「あの…話って、何…?」



僕は轟くんに呼び出されて細い通路でお互い向かい合っていた。



しばらく沈黙が続く



緑「早くしないないとっ…食堂すぐに混みそうだし!

それに剣城さんもきっとお腹を空かせてる………」



いたたまれなくなって発した言葉はあまりに苦し紛れな言い訳だった


これじゃあ、まるで剣城さんが食い意地張ってるみたいじゃないか!



うぅ…かっちゃんとはまた違う威圧感!





轟「気圧された…テメェの戦約やぶっちまうくらいに…」



轟くんは僕にオールマイトと同じ何かを感じたらしい




轟「お前………


オールマイトの隠し子か何かか?」





へ…?




思いもよらぬ問いに驚き、慌てて弁解するがきっと怪しまれてるだろう。




轟くんのお父さんはNo.2ヒーローのエンデヴァー




轟「親父は極めて上昇志向の高いヤツだ、ヒーローとして破竹の勢いで名を馳せた。

それだけに、生ける伝説オールマイトが目障りで仕方なかったらしい…

自分ではオールマイトを超えられない親父は、次の策に出た…」



緑「何の話だよ轟くん!
 
 僕に何が言いたいんだ…?」



轟くんは鋭い目つきでこちらを見つめ





轟「個性婚…知ってるよな………」





ヒュッと喉がなる、




僕が目を点にして固まっていると、









剣「全く…一体どこに行ったのでしょう…

私もうお腹ペコペコです、よっ……!?」






曲がり角から剣城さんが現れた




え、え!?



そんな登場の仕方ある??





僕も轟くんも同時にそちらを向き、目を見開いている








どんな登場の仕方でも僕にとってこの状況では救世主だ



縋るように見つめるが、彼女はしまった…という顔をして








剣「お話中でしたか…お邪魔してすみませんでした。

 緑谷くん、先に食べていますね!」









彼女を引き止めようにも、既に方向を変えていて、口を閉じる。しかし、







轟「待て、剣城。


丁度いい、………お前も聞いてけ」






.




物凄く悲しそうな顔で戻ってくる剣城さん






お腹空いていたのに、僕のせいで申し訳ない…








後で何か奢ってあげよう






そう決心していると、彼女も僕の隣に並び前を向く。









剣「邪魔しといて申し訳ないのですが、

お腹が減っているので手短にお願いします」









良かった、彼女はいつも通りだ。

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設定タグ:ヒロアカ , 原作沿い , ヒロアカ×fate   
作品ジャンル:恋愛
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酸辣湯麺(プロフ) - 桜空さん» すみません!ありがとうございます!すぐ直しておきます。 (2020年4月8日 1時) (レス) id: 766e03f12d (このIDを非表示/違反報告)
桜空(プロフ) - 12話の緑谷くんのセリフで麗日さんが麗さんになってます! (2020年4月7日 23時) (レス) id: 1d90d43033 (このIDを非表示/違反報告)
酸辣湯麺(プロフ) - 夏終朝凪さん» コメントありがとうございます。すみません!即刻直します!これからも誤字脱字などがあると思いますが、是非ご指摘下さい! (2020年4月7日 17時) (レス) id: 766e03f12d (このIDを非表示/違反報告)
夏終朝凪(プロフ) - コメント失礼しますm(_ _)mとても面白いのですが、雷電気君ではなく、上鳴電気君だと思いますよ! (2020年4月7日 13時) (レス) id: 8142368f1e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:酸辣湯麺 | 作成日時:2020年4月4日 16時

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