【ゴールデンカムイ】旅路の果てに見たもの番外編弐 (ページ48)

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肆 - 真実へたどりつくためにページ48

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釧路町を出た後

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尾形「お前さっき俺が〝誰かに寝首をかかれるのは勘弁だな〟って言った後、馬鹿にしただろ。」

〝それ...尾形さんが言うんですね...〟

確かに馬鹿にしたなぁ...
聞こえてたんだ...いや...

『尾形さんってエスパーなんですか?』

尾形「おい、急に横文字入れるな。」

尾形「お前の口から聞こえたんだよ。」

声に出てたんだ...

『確かにみんなそう思ってますが...』

『まさか尾形さんが言うとは...』

『一番寝首をかきそうなのにいいぃぃッ!!』ｷﾞﾁｷﾞﾁ

尾形さんは私の手を力強く握り締めた

『はいいいッ!!痛いですって!!』

尾形「俺は根に持つ性格じゃねえ...」

尾形「でも今のは傷ついたよ。」

『そのセリフ何回も聞いた事あるんですけど...』

『絶対根に持ってますよね...?』

尾形「持ってねえ...」

『本当ですか?』

尾形「ああ。」

全然表情変がわらない...
相変わらず心が読めない...

尾形「何だ。」

『尾形さんはいつも何を考えているのかな～って思いまして...』

少し気になっただけ...

チカパシ「ねえ、イナンクル。」

『ん?どうしました?』

チカパシ「イナンクルはニㇱパと仲が良いんだね!!」

『え?』

チカパシ「だって手繋いでるもん!!」

チカパシ「俺とインカㇻマッと谷垣ニㇱパも手を繋ぐんだよ!!」

『チカパシたちも仲良しですね。』

チカパシ「うん!!俺たち家族のフリしてここまで来たんだ～」

チカパシ「もしかしてイナンクルもニㇱパと家族のフリしてるの?」

私が尾形さんと家族のフリを...
勘違いされた事はあるけれど...

『ううん、違うよ。』

チカパシ「え～そうなの?」

『一緒に行動してるだけだよ。』

チカパシ「でもニㇱパと行動してるとまたはぐれちゃうよ?」

谷垣「こらチカパシ...」

私とチカパシの会話に耳を傾けていた谷垣ニㇱパは、チカパシを急いで止めた

谷垣「あの...尾形上等兵...」

尾形「...」ﾆｺﾆｺ

尾形さんのこの笑顔...
絶対に怒ってる...

尾形「谷垣源次郎...ちゃんと躾とけ...」

谷垣「すみません...」

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