【ゴールデンカムイ】旅路の果てに見たもの番外編弐 (ページ42)

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『だ...大丈夫ですか!?』

白石「イテテ...何かに足ひっかけた...」

私は白石さんの傷の手当をする

白石「ありがとうイナンクルちゃん...」

『白石さん。』

白石「なにぃ...?」

『例えルサールカやヴィイがいても、私が必ず白石さんを護ります。』

『私が白石さんを護衛するので、ゆっくり帰りましょう?』

白石「イナンクルちゃん男前すぎて惚れそう...」

私は白石さんの手を繋いで皆の待つ場所へ戻る

道中

『はいい...』

白石「どうしたの?イナンクルちゃん...」

『目が痛くて...』

白石「ゴミが入っちゃったんじゃない?」

白石「見せて?」

『はい...』

白石さんは私の目をジッと見る

白石「うーん...暗くて良く見えないなあ...」

白石「水で洗ってみる?」

白石さんは私の袋から水筒を取り出した

白石「はい、イナンクルちゃ......」

『え?』

白石「ギャアアアアッ!!!!」

白石さんは私を見ると大声をあげて倒れてしまった

『白石さん!?大丈夫ですか!?』

これは目が痛い所ではない!!
私が白石さんに近づこうとした途端...

杉元「イナンクルさん!!」

杉元さんが私の後ろにいた

『杉元さん!!どうしてここに!?』

杉元「帰りが遅いから探しに来たんだよ。」

『ありがとうございます!!』

『白石さんが突然気を失ってしまって...』

杉元「そっかそっか、俺シライシ運ぶから先に戻ってて?」

『はい、お願いします。』

私は先に皆の元へ戻る

『た...ただいま帰りました...』

アシㇼパ「イナンクル!?どうしたんだ!?」

アシㇼパ「ボロボロじゃないか!!」

よく見ると私の手足や服はボロボロだった
転んだ時に擦りむいていたんだ...気づかなかった...

杉元「白石回収してきたよ～」

アシㇼパ「杉元お前まさか...」

杉元「違うよアシㇼパさん!!殺してないから!!」

『え...どういう事ですか...?』

ア杉「「あ...」」

私はアシㇼパと杉元さんから詳しく話を聞くことにした

アシㇼパ「白石がイナンクルと手繋いでたから...」

杉元「羨ましくて...」

『それで白石さんを驚かそうと...?』

杉元「あと遠目から見てキスしているように見えて...」

『目にゴミが入ったので見てもらっただけですよ。』

アシㇼパ「そうだったのか...」

つまり...
事の発端は手を繋いだ事...

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