苫小牧競馬場 ページ13
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-夜-
キロランケ「あの女の占いは不思議とよく当たるので、村の連中が色んな物を貢いでおかしくなってるんだそうだ。」
アシㇼパ「そうやってあちこちの村を渡り歩いているのだろう。」
もしあの占いが本当だったら...
そう考えると少し怖くなる
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-翌日-
今日も皆で山へ行こうとしたのだが...
アシㇼパ「白石がどこにもいない、白石の馬もいなくなってる。」
朝から白石さんの姿を見ないので探していると
白石さんと白石さんの乗っていた馬がいない事に気がついた
キロランケ「わかったぞ白石の居場所が。」
キロランケ「昨日の女を連れて出かけたらしい...」
杉元「どこへ?」
キロランケ「苫小牧競馬場だ。」
白石さん...
また競馬に...
アシㇼパ「あの赤キツネと一緒って事は...」
杉元「とりあえず白石をとっ捕まえに行くぞ!!」
私たちは白石さんを捕まえに苫小牧競馬場へ向かった
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-苫小牧競馬場-
杉元「どこだぁ?白石のやつ...」
私たちはただえさえ人の多い競馬場で
白石さんとインカㇻマッさんを探す
アシㇼパ「いた、脱糞王と赤キツネ!!」
アシㇼパが指を指す方に
白石さんとインカㇻマッさんがいた
杉元「おい白石!!」
白石「ああん?」
白石さんはものすごい勢いでこちらに振り返った
白石「おう、貧乏臭いのがいると思ったらお前らか...」
え...白石さん...
なんか今日はちょっと雰囲気が...
杉元「白石てめえ...」
杉元「アシㇼパさんに借金あるくせに競馬で博打とはいい度胸してんな?」
白石「借金?ああ...いくらだっけ2円?3円...」
白石「オラ拾いな!!」
杉元「ああッなにこいつ!!」
人間って...
短い時間でこうもガラリと変わってしまうものなのだろうか...
アシㇼパ「目を覚ませシライシ!!」
白石「ぎゃッ!!」
するとアシㇼパがストゥで白石さんを叩いた
※ストゥの乱用は決して許されてはいない
アシㇼパ「占いで博打を打つなんて必ず酷い目にあうぞ!!」
アシㇼパ「この女狐に誑かされるな!!」
白石「誰が女狐だ無礼者!!」
白石「インカㇻマッ様と呼べ!!」
アシㇼパ「息がクサイ!!」
アシㇼパと白石さんの争いはしばらく続いた
キロランケ「次に勝ちそうなのは...」
キロランケ「3番か4番だな。」
白石「キロランケも占いやるの?」
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作者名：檜枝 | 作成日時：2020年3月23日 7時
