【ゴールデンカムイ】旅路の果てに見たもの番外編壱 (ページ2)

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壱 - 支えページ2

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杉元がイナンクルに

〝ニㇱパ〟ではなく〝さん〟

と、呼んでもらえるようになるまでのお話

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杉元「あ...あとさ...」

『はい。』

杉元「俺の事...アシㇼパさんみたいに呼び捨てでいいよ?」

アシㇼパみたいに呼び捨て...?

『スギモト...』

杉元「そうそれ!!そうだよイナンクルさん!!」

『スギモト...スギモト...』

杉元「うんうん!!合ってるよ!!」

スギモト...

スギモト...

スギモト...

う～ん...

『す...すみません...』

『やっぱり呼び捨てになんて私には...』

相手にはちゃんと敬意を表して接しろって
父がよく言っていたから...

目上の人や年上の人には敬意を払えと...

杉元「じゃあさ、せめて〝さん〟って呼んでほしいな...?」

さん...

『杉元さん...』

杉元「その方が親しい感じがして良いね。」

親しい感じ...

『そうですね!!』

杉元さんも嬉しそうだから
親しい感じ...良いかもしれない...

『杉元さん!!』

『杉元さん!!』

なんだか仲良くなれたみたいで嬉しい!!

杉元「そんなに呼ばれると...」

杉元「少し照れるね...」

杉元さんでは照れてしまうのか...
じゃあ...

『佐一さん!!』

杉元「ウッ...」ｷｭﾝ

杉元(すげえ破壊力...!!)

杉元さんは突然胸を押さえた

『だ...大丈夫ですか...?』

杉元「うん...大丈夫だよ...」

杉元「あと、俺の事は杉元で良いよ...?」

『わかりました!!』

杉元(無知ってのは時には罪だな...)

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