第376話 ページ48
「いつも付けてるよな。そのイヤリング』
轟が、落ちたソレを拾って Aに渡した
『････････これは････このイヤリングは
お母さんが、身につけていたものなんだ』
「え･･･」
『火事の中、これだけは無事だったの』
「･･････そうか。形見･･･なんだな」
『･････････というより、戒め･･･かな』
(･･･戒め？)
Aは、寂しげに笑ってイヤリングを付け直した。
「なにも･･･ないのか？お母さんとの思い出」
『･････････母の事で唯一･･･覚えている事は････
･･･───よく、泣いてたこと』
「なんで･･･？」
『･･････』
【はァ？】
【俺たち水無月家の水鉄砲みたいな"個性"でヒーロー？笑わせんなァ】
【ごめんねぇ！私のせいで･･･
こんな"個性"じゃ、あなたはヒーローになれない！！】
【ママのせいでっ･･･ごめんね！！！】
·
·
·
『････････････忘れた』
＊＊＊
水無月の付けているシルバーのフープイヤリング
これは＿＿
轟にとっては『形見』
水無月にとっては『戒め』
作者にとっては、『道標』です。
＊＊＊
·
·
───
─
その日の夜。
Aは、自室のベランダでボーッと外を眺めていた
『･･････』
なぁーんで、いらない事 喋っちゃったかなぁ
＿＿＿私は、轟とした会話を思い返していた。
『･･････』
ふと その時･･･──轟に撫でられた頭を指で触れる
『･･････私、案外アイツに弱いのかなあ･･･
･･･───･･･ん？』
ふと人の気配を感じて 下を見ると、爆豪と緑谷が寮から出ていく所だった。
『･････････へぇー･･･』
ニタリ。
Aは、悪女のような笑みで見下ろしていた
·
·
爆豪と緑谷はグラウンド･βまで来た。
ヒーロー科1年A組が初めてヒーロー基礎学の授業にて戦闘訓練を行った場所だ。爆豪にとっては初めて緑谷に負けた場所である
そこで爆豪は緑谷に向かって言い放つ。
「オールマイトから貰ったんだろ、その"個性"」
彼は神野で起こった様々な出来事から、この答えに辿り着いたのだ
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るむ(プロフ) - さすがに無理やり過ぎませんか？こんな性格悪過ぎ女好かれないと思います…口調も男みたいですし、嫌われ女なら分かりますが、好かれてるのは分かりません。どこが良いんですかね…？ (2023年4月17日 22時) (
レス) @page44 id: fe9b123905 (このIDを非表示/違反報告)
サボり日和 - めちゃくちゃ面白いです！！一気読みしちゃいました！物間君との試験のところとか、仮免試験のときの水無月ちゃんがかっこよすぎて……！！アニメや漫画で見てみたすぎる！応援してます！お体には気を付けて更新頑張って下さい！！ (2022年4月5日 13時) (レス) @page49 id: 88c73e1f71 (このIDを非表示/違反報告)
綾林檎 - 怜さん» 嬉しいコメントをありがとうございます！こちらこそ、よろしくお願い致します (2021年10月3日 1時) (レス) id: 2125adda19 (このIDを非表示/違反報告)
綾林檎 - ナッツさん» ありがとうございます！！とても嬉しいです！これからも、よろしくお願い致します (2021年10月3日 1時) (レス) id: 2125adda19 (このIDを非表示/違反報告)
怜(プロフ) - 轟くんと夢主ちゃんの小説を探しててたまたま見つけたんですが、すごく面白くて一気読みしてしまいました…！これからも更新楽しみにしています🙌🏻 (2021年10月2日 12時) (レス) id: 3b2a90c584 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：綾林檎 | 作成日時：2021年9月17日 18時
