第333話 ページ5
(残り時間ずっと正座しておくよう言ったが、それで大人しくしてるような奴らじゃないからな･･･)
相澤は 先程の大喧嘩を思い出しながら溜息をつき、正座待機中の爆豪、水無月のもとへ向かった
(また喧嘩してなきゃいいが･･･)
＿＿＿『爆発を一点に集中させる事もできんじゃないの』
「･･･？」
想像に反して、落ち着いた様子で話している二人を見て、少し驚いた相澤は どういう事かと セメントの影に隠れて二人の様子を見た
水無月は、自分の両手を見えやすいようにと前に出す
『片方の手で筒を作って、それを もう片方の手の平に合わせる･･･そうすれば爆発をこの一点にだけ集中させれる
アンタの"個性"は随分と派手だけど、周りへの被害を配慮して戦わなくてはいけない時もあるでしょう』
「あー･･･確かになァ･････
･･･ッて！テメーなんかに言われなくても 自分で気付けたがなァ！！」
『はいはい』
相澤「･･････」
二人は 互いの必殺技について話し合っていた
訓練は禁止。だがそれでも、今できる最大限の事を ちゃんと取り組んでるらしい
(･･･ちょっとは精神的にも成長したらしい。あとは訓練中にこんな騒ぎ起こさなきゃな)
今回の件は、どちらかというと水無月に非があったらしい。聞けば彼女は、爆豪のエクトプラズムを何度も何度も壊したとか、それで爆豪はキレた
まぁ、当然である。
イライラオーラを撒き散らす爆豪の横で、水無月はフッと笑みを零す
「そもそもテメェが俺の邪魔をしなけりゃ、今も俺は必殺技作れてたンだよ！」
『あっらぁ〜ごめんなさぁい』
「･･･テメェ、何回かワザとやってたろ」
『何回かっていうか、全部かな』
「ざけんなゴラァ！！！」
キラッキラの笑顔を向けてくる水無月に ブチ切れる爆豪。まぁ、当然である
『･･･ちょっとは肩の力が抜けたみたいね』
「あ？」
『アンタ随分 暴れまくってたから、ちょっと落ち着かせてやろうと思ってね』
「俺ァ暴れまくってスッキリさせてたンだよ！！」
『スッキリ？』
ハンッ。と嘲笑うような笑みで爆豪を見た
『私には 追い詰めてるようにしか見えなかったけど』
「･････」
『何かから必死に目を逸らしたくて、気を紛らわせたくて･･･躍起になってるように見えたわ』
「･･･るせェよ」
はいはーい。と水無月は肩を竦めて軽く笑った
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るむ(プロフ) - さすがに無理やり過ぎませんか？こんな性格悪過ぎ女好かれないと思います…口調も男みたいですし、嫌われ女なら分かりますが、好かれてるのは分かりません。どこが良いんですかね…？ (2023年4月17日 22時) (
レス) @page44 id: fe9b123905 (このIDを非表示/違反報告)
サボり日和 - めちゃくちゃ面白いです！！一気読みしちゃいました！物間君との試験のところとか、仮免試験のときの水無月ちゃんがかっこよすぎて……！！アニメや漫画で見てみたすぎる！応援してます！お体には気を付けて更新頑張って下さい！！ (2022年4月5日 13時) (レス) @page49 id: 88c73e1f71 (このIDを非表示/違反報告)
綾林檎 - 怜さん» 嬉しいコメントをありがとうございます！こちらこそ、よろしくお願い致します (2021年10月3日 1時) (レス) id: 2125adda19 (このIDを非表示/違反報告)
綾林檎 - ナッツさん» ありがとうございます！！とても嬉しいです！これからも、よろしくお願い致します (2021年10月3日 1時) (レス) id: 2125adda19 (このIDを非表示/違反報告)
怜(プロフ) - 轟くんと夢主ちゃんの小説を探しててたまたま見つけたんですが、すごく面白くて一気読みしてしまいました…！これからも更新楽しみにしています🙌🏻 (2021年10月2日 12時) (レス) id: 3b2a90c584 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：綾林檎 | 作成日時：2021年9月17日 18時
