第340話 ページ12
グワッ！！！
血塗れの頭を勢いよく上げたイナサという男
「一度言ってみたかったっス！！プルスウルトラ！！自分 雄英高校大好きっス！！！雄英の皆さんと競えるなんて光栄の極みっス！よろしくお願いします！！」
「行くぞイナサ」
＿＿＿「･･･夜嵐 イナサ」
「先生、知ってる人ですか？」
「すごい前のめりだな。よく聞きゃ言ってる事は普通に気の良い感じだ」
相澤「ありゃあ･･･強いぞ
夜嵐。昨年度･･･つまりお前らの年の推薦入試、トップの成績で合格したにも拘わらず、なぜか入学を辞退した男だ」
緑谷「え！？じゃあ･･･1年！？ていうか推薦トップの成績って･･･(実力は、轟くん以上──･･･！？)」
·
夜嵐イナサは、士傑高校の先輩に連れられ、試験会場に足を進めていたが、ふとA組の集団に目をやる
「おお！？」
すると何かを見つけたのか 急に足を止め、ブォン！！と手を振り挙げた
「水無月ィィイー！！」
「「「え」」」
周囲の視線が、一気に水無月に集まる
「水無月じゃないっスかァ！！！」
『(あー見つかったよ)』
大きな体を前のめりにしてズンズンと戻ってきた夜嵐に、水無月は心底 面倒くさそうに目線を落とした
夜嵐のテンションは、水無月と向かい合ってドンドン上がっていく
「久しぶりっスね！」
『あぁ、そうだな』
「元気してたっスか！」
『あぁ、そうだな』
「体育祭みてたっスよー！水無月チョー熱かったっス！！」
『あぁ、そうだな』
それに反して、みるみるテンションが下がっていく水無月
上鳴「返事ザッツ。てか、え？！水無月 知り合い！？」
瀬呂「まぁアイツも推薦入学者だしな･･･」
A組の面々がそんな会話をしている横で、夜嵐はずっと水無月に声をかけていた
「水無月があんな熱い戦いするなんて 正直俺 驚いたッス！」
『そうかね･･･』
「水無月がここにいるって事は 雄英は1年生も全員受けるんスか？！やっぱさすがっスね！」
『そーいや。ここにいるって事は、お前も受けるのか･･･さすがだな』
「えっ！水無月が人を褒めた」
『はっ倒すぞ』
「えーと･･･Aちゃん この人と仲良いんやね･･･」
若干引き気味のお茶子が控えめに声をかけた
「そうっス！！推薦入試の時 たまたま近くにいて！それで仲良くなったっス！！！」
『仲良くはなってないな』
「マジすか！！」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1917人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
るむ(プロフ) - さすがに無理やり過ぎませんか？こんな性格悪過ぎ女好かれないと思います…口調も男みたいですし、嫌われ女なら分かりますが、好かれてるのは分かりません。どこが良いんですかね…？ (2023年4月17日 22時) (
レス) @page44 id: fe9b123905 (このIDを非表示/違反報告)
サボり日和 - めちゃくちゃ面白いです！！一気読みしちゃいました！物間君との試験のところとか、仮免試験のときの水無月ちゃんがかっこよすぎて……！！アニメや漫画で見てみたすぎる！応援してます！お体には気を付けて更新頑張って下さい！！ (2022年4月5日 13時) (レス) @page49 id: 88c73e1f71 (このIDを非表示/違反報告)
綾林檎 - 怜さん» 嬉しいコメントをありがとうございます！こちらこそ、よろしくお願い致します (2021年10月3日 1時) (レス) id: 2125adda19 (このIDを非表示/違反報告)
綾林檎 - ナッツさん» ありがとうございます！！とても嬉しいです！これからも、よろしくお願い致します (2021年10月3日 1時) (レス) id: 2125adda19 (このIDを非表示/違反報告)
怜(プロフ) - 轟くんと夢主ちゃんの小説を探しててたまたま見つけたんですが、すごく面白くて一気読みしてしまいました…！これからも更新楽しみにしています🙌🏻 (2021年10月2日 12時) (レス) id: 3b2a90c584 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：綾林檎 | 作成日時：2021年9月17日 18時
