第659話 ページ17
喜んだのはA組チームだけではない
「この時を待ちに待ったよ水無月ィィ！！今日こそ、キミに敗北というものを教えてやろう！！！アーッハッハッハ！！」
「つーか水無月も何気にコスチューム変わってね！何その白いマント！ヒーローっぽい！」
『寒いから。マントで体隠した方が相手に動きを読まれづらいし。コスチュームの素材も、天喰先輩の助言に従って新しく作り直した』
「インターン中 相談してたもんな！スゲー！」
「当然のように無視される物間よ」
「だがここで、1つ問題が発生する」
ブラドの言葉に、八百万が素早く手を挙げた
「水無月さんが加わった事で、A組チームと心操さんを含めたB組チームは同じ5対5。数的有利が無くなるので、B組が不利になりますわ」
「その通り。1名をB組チームに加えようと考えたんだが、他の生徒達は既に戦闘を終えたばかりで･･･さすがに体力が「ハイ俺！！」」
元気よく手を挙げたのは、B組 鉄哲徹鐵。
「俺が出る！！」
「「「鉄哲！？」」」
驚くブラドキングに、鉄哲はズカズカと迫る
「いや、お前もさっき轟との闘いでボロボロに」
「怪我はリカバリーガールに治してもらいました！大丈夫ッス！！」
「いやでも体力とか」
「逆に万全じゃない俺なら、A組チームとのバランスを取るのに丁度いいっス！！」
「しかし」
「お願いしますブラドキング先生！！俺を入れて下さい！！戦わせて下さい！！絶対勝ちます！！お願いします！お願いし」
「わ、わかったわかった！！ではB組チームには鉄哲を加える！！」
「っしゃ────い！！」
少し曇りがかった青空に向かって高らかにガッツポーズをした鉄哲。彼は大きな手振りで真っ直ぐ水無月を指さした
「どうだァ！！水無月！！」
『･･････なにが？』
「これでお前と公式的に闘えるだろ！覚悟しろ！！」
「まさか、水無月と戦うために名乗り出たの？」
「堂々とした宣戦布告」
塩崎はフフッと笑う
「鉄哲はずっとAさんをライバル視してましたからね」
『ハッ』
水無月は軽く嘲笑い、通り過ぎざまに鉄哲の頭をチョップした
『轟とのタイマンでボロボロのお前なんかが、私の相手になるもんか。精々 鉄分不足で力尽きない事ね』
「なンだとコノヤロー！！！」
『？』
スタンバイに向かおうとした水無月の前に、男が立ち塞がる
「よ、A」
『･･･』
水無月の目付きが一瞬で鋭くなった。
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七子(プロフ) - 初コメ失礼します、読み返しするほどこの小説大好きです！コメントのついでなんですが、16へシリーズになっていないのと691話と692話が非公開になっているかもしれません…ご確認お願いします🙇🏻♀️ (6月8日 1時) (
レス) id: 749c6d74de (このIDを非表示/違反報告)
綾林檎 - 愛さん» 嬉しいコメントをありがとうございます！とても励みになります。これからも、こちらの小説をよろしくお願いします。 (2023年3月25日 2時) (レス) @page48 id: ed59487077 (このIDを非表示/違反報告)
愛 - 林檎さんの書く小説はその世界に引き込まれるし、文章の並べ方とかも読みやすくて最高です！これからも頑張ってください‼︎ (2023年3月5日 23時) (レス) id: 1a3d2f7a81 (このIDを非表示/違反報告)
綾林檎 - 猫さん» 待っていて下さり、こちらこそ本当に嬉しいです。これからも不定期更新ですが、よろしくお願い致します。 (2023年3月5日 21時) (レス) @page37 id: ed59487077 (このIDを非表示/違反報告)
猫 - 久しぶりの新しい話！！超！！うれしいです。これからも頑張ってください！ (2023年2月15日 17時) (レス) @page28 id: e05d791220 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：綾林檎 | 作成日時：2022年12月6日 18時
