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「コナン君がすみません!毛利蘭です!こっちは、親友の鈴木園子です。天宮先生の知り合いなんですか?私、先生にお世話になってて、」
『あー………天宮から聞いとるわ。蘭さんやんな?うちの天宮がどうも。あたしは、佐藤Aです。おふたりともえらいべっぴんさんやね』
「え、あ……そんな!ありがとうございます……」
「(うっわぁ!すっごい美人………)」
とても礼儀の良い子達だ。店が通したということは、おそらく彼女は死ぬような目にあっているのだろう。とても、見えないが。
目線の下にいた、この坊主も。
『今日はお昼でサービスしてるから、ゆっくりしていってな?メニューとお冷です。』
「ありがとうございます。わぁ、美味しそう……!」
「蘭〜あたしこのオムライスにするー!」
「あたしもそれにしようかな!コナン君はどうするー?………コナン君?」
コナンと呼ばれた少年はAの目を逸らさずに見ていたのではなく、Aの腕をじーっと見ていた。
なんやこのガキと思ったが、よく考えてみるとあたしが普段使っている拳銃で出来たマメを見ていた気がする。
この坊主、まさか…………
「ちょっと、カギんちょ!なに〜見とれてんのよ」
「ち、違うよ!!!えーっと、僕もオムライスで!」
『ふふっ、おおきに。オムライス3つやね。すぐに作るから待ってといな』
……
「Aさん綺麗だよね〜!あの制服も似合ってて可愛い」
「わかる〜!なんか大正っぽくて可愛いかも!というか、このお店の雰囲気も良いわよねー……なんか落ち着く。ポアロも良いけど、たまにはここにしない?」
「うん、私はいいよ!ここなら落ち着いて勉強とかも出来そう」
蘭や園子が雑談に励む中、コナンは考えていた。
あの佐藤という女。一見普通そうな一般人に見えるが、どことなく何か違う。それに、あの手のマメ。あれは拳銃を握った時にできたものだろう。おそらく、使いなれている。
ただの一般人なら、まだいいが。もし彼女が組織に近い人間なら……?天宮先生だって組織の狙撃手に狙われたんだ、もし彼女がその組織の人物なら………
『お待たせしましたー、獄門スペシャルオムライスです。どうぞ、召し上がってください』
「「美味しそうー!」」
『サービスでサラダもどうぞ』
……………考えすぎか?
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ネイジェ - 佐藤さんめっちゃタイプ〜天宮も良いけど、私はこっちの方が好きかな〜更新ガンバです! (2021年11月23日 11時) (レス) @page10 id: 09b28cb614 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:うさうさ | 作成日時:2021年9月16日 20時