73話 ページ50
大「思うほどに、怖くてたまらなかった。
俺の経歴が、IDOLiSH7の邪魔を
するんじゃないかって」
一「......そうだったんですね」
大「...もし、俺のせいで......
おまえらが必死に頑張って作った、
IDOLiSH7が、だめになったら...
...本当に、ごめん...」
壮「...大和さん」
大「...本当にごめん...!
許してくれなんて、言えないけど...
どうすりゃいいのか、わかんねえけど...
...ごめんなって、ずっと、
おまえらに謝りたかったんだ...
...は...やっと言えた...」
ホッとした様子の大和くんに、
三「...っ、馬鹿野郎...」
大「...え」
三「...なんで
あんたがオレたちに頭下げてんだ‼
親父があんたに謝る方が先だろうが...‼」
大「ミツ...」
三「...っ、うぅっ...
オレがぶん殴ってやりてえよ...!
自分の子にこんな、しんどい思いさせて!
あんたも馬鹿だ!
きっかけは不純だったとしても、
ずっと、一緒にやってきただろうが!
IDOLiSH7があんたの夢になったんだろうが!
こいつらの夢、
あいつらの夢を守りたいじゃねえだろう。
オレたちの夢、オレたちを守りたいだろ⁉
そうだろ、リーダー」
大「...ああ...
...このまま、一緒にやっていきたい。
自分を好きになれる場所にいたい...。
...っ、ここにいたい...」
壮「大和さん...」
環「馬鹿っ...!
出て行こうとしたのは
ヤマさんだけだっつーの...!」
一「私たちは、
最初から、その言葉を待っていましたよ」
陸「そうですよ!
戻ってきてくれて、本当に良かった!」
大「...っ、ごめん...!」
ナ「謝らないで 聞かなくてもわかります。
ヤマト、今、幸せですね。おめでとう」
大「ナギ...」
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作者名：桜華 | 作成日時：2019年8月20日 3時
