事務員さんの彼女。２ (ページ38)

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61話ページ38

＿小鳥遊事務所前＿

『ご、ごめんなさい...百さん』

百「気にしないで
それより...Aちゃん...」

走ってくる足音が聞こえる。

万「百くん A‼」

『万理...ただいまー』

慌てて迎えに来てくれた
万理にへらりと笑いながら体を預けた。

百「バンさん Aちゃんしんどそうなので
早く一緒に帰ってあげてください。
詳しいことはラビチャしますから...」

万「百くん...ありがとう
気をつけて帰ってね」

私はそこからの記憶がない。

翌朝＿

大和はIDOLiSH7のファンの女性に
三月と大和のコンビが好きです!
ずっと、仲良しでいてください!と言われた。

百の家で三月は普段はあまり見ないSNSを
見ていた。ファンにこの前の放送で
三月と大和の目が合っていなかったと
書かれていた。
会ったこともない人たちに
見破られるのだと驚いた。

三月は大和に電話をかけるが、出ない。

三「ファンの子のためにも、
オレから折れて、大和さんと、
仲直りした方がいいのかもしれない...
...だけど、嫌だよ、オレは。
一生、あんたと、ほどほどなんて。
今妥協したら、きっと...
あんた、ホッとしながら、
こいつも他のやつと一緒だって思うだろ?」

一織は三月にいってらっしゃいと見送られたが、

一「初めて、学校をサボってしまった...」

三月と一緒にいると、IDOLiSH7の人気に関する
データ収集ができないので、街に来ていたのだ。
キミと愛なNight!で楽器演奏に挑戦した回があったのだが、瞬間視聴率が良かった。(おそらく陸のシーン)
SNSや街でも、トロンボーンを吹いた陸の評判をよく聞く。一織は今の陸の人気の理由が分からず、

一「今までは全部把握できていたのに
......何か、気持ち悪い......」

『Mission』の撮影現場。

「千さん、なんとか隠せましたけど、
この首の跡は一体...」

千「僕はわりと、大丈夫も、ハッピーも、
真に受けてしまう素直な男なんだけど...
気がつくと、声が出なくなってるし、
気がつくと、首を絞められてるから、
人生って難しいよね......」

「はあ...」

千「暑いね、今日は」

大「...ミツと百さんから着信が来てる...
ミツに... ...いや、百さんに先に連絡しよう...
相談してから...あの夏の日みたいに今日は暑いな..」

千「あの夏の日って? 昨日も言いかけてたでしょ」

大「...千さん...
...あんたが洗車しに来た日です」