事務員さんの彼女。２ (ページ26)

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49話ページ26

大「......おはようございます千さん」

千「ぼく、家出したんだって?」

大「......情報回るの早すぎだろ
万理さんから?」

千「さあね。
情報源は教えられないよ。
どこに泊まってるんだ? ビジネスホテル?」

大「まあ、そんなとこですよ」

千「うちに泊めてあげるよ」

大「いりませんよ! よけいなお節介は...」

千「よけいなことをしたのは君だろ。
ただでさえ、おかしくなってるのに、
自分で難易度上げるんだから、果敢だよ
志津雄さんにはお世話になった。
君に何かあったら、志津雄さんが悲しむ。
万や、紡さんも。
面倒くさい坊っちゃんに、
甲斐のないボランティアをするのもこれで最後。
言うことを聞きなさい」

大「...... わかりました...」

大和は千の家に泊まることになった。

_寮_

私は見てしまった...
環くんと陸くんがいかに
三月くんに頼っていたのかを...
ナギくんが心配なのは痛いほどわかるけど‼

環「ナギっち、これ...
ヤマさんがいつも作ってるラーメン
作ったから...」

脳みそみたいなラーメン。

陸「ほら、ナギ!
三月がいつも作ってくれたドーナツ!」

竹炭みたいなドーナツ。

ナ「OH...」

『ナ、ナギくん! 大丈夫だよ! 元気出して、ね?
なんだったら私が作ろうか?』

壮五くん以外、とても目を輝かせながら
私を見てきた。しかし、壮五くんの声が聞こえた
瞬間、みんなの顔から表情がなくなった。

『...え? ちょっ、怖いんだけど⁉』

壮「Aさんどうしたんですか?
よかったら、食べてください! ペペロンチーノ」

『へぇ、壮五くんが作った...は?』

え、何コレペペロンチーノ? ペペロンチーノなの?
ペペロンチーノってたしかに辛いけどさ⁉
ありえないくらい赤いんだけど⁉ 食べ物なの...か?
食べてもいいのか...?(困惑)この間_0.5秒

よし、わかった。
これから寮にご飯を作りに来るよ‼
壮五くんに任せてたら陸くん.環くん.ナギくんが
絶対なにかしらの不調になってしまう‼
味覚おばけになってしまう‼

ピンポーン

ご飯騒動の中、チャイムが鳴って
ナギくんが見に行くと
工事業者?を引き連れて戻ってきた。

『一体何が起きるの』

ナ「ストーカー被害に遭っているから
セキリュティを強化します!」

A&陸&環&壮五
「ストーカー⁉」

『えぇ⁉ どんな人なの⁉ 警察に...』

ナ「ストーカーは、ワタシが必要になったり、
邪魔になったりする一貫性のない人です」

悲しそうな顔をして話してくれたナギくん。