事務員さんの彼女。２ (ページ17)

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40話ページ17

千「モモはどこに行くの」

百「友達の家で焼肉食べる!
やばい話っぽかったら後で相談するね」

千「やばい話があるようなところ行かないでしょ
月雲のところ? 彼あまり好きじゃないよ」

百「オレもだけど、好き嫌いしてたら
世界平和が成り立たないでしょ?
ユキの好きなラブ&ピースのためだよ!
バンさんと遊びに行ってきたら?
遠慮しなくていいよ!」

千「事務所が再編中で忙しいんだって」

百「ありゃりゃ。
落ち着いたら、遊びに行けるといいね!
じゃあ、行ってきます!」

バタン

残された千はどこか寂しそうに

千「リバーサイドで暮らすっていったのに...」

岡「川の側は洪水の危険がありますからね。
僕なら別の不動産を買います」

千「......」

_小鳥遊事務所_

万「社長、事務所の片付けをしていた時に
こんなものが出てきたんですが...」

『......(私も気になってたけど聞いちゃうんだ)』

社長「ツクモの社報をファイルしたものか。
懐かしいね」

『懐かしい...?』

万「もしかして、ツクモプロで
働いてらっしゃったんですか?」

社長「紡が生まれる前の話だけどね。
ほら、こっちがうちの奥さんで、
こっちが八乙女くん」

『わぁ! 奥さん美人さん!
紡ちゃん似すぎでしょ!』

万「八乙女社長がツクモプロ出身なのは
どこかで聞いたことがあります。
今もバックアップを受けてますよね」

社長「そうだね。そういう事務所は多いよ。
ツクモのバックアップがあると、
仕事がしやすいからね」

へぇ、そうなんだ...

万「社長は援助を受けなかったんですか?」

社長「僕は啖呵を切って出てきちゃったから。
売れる時に売るだけ売って、
人を使い捨てる社風が合わなかったんだ。
ツクモに逆らったせいで、だいぶ、
みんなに苦労をかけちゃったけれど、
自分のやり方で仕事をしてきて良かった」

万「そうだったんですね...
八乙女社長と同僚だったなんて、意外でした」

社長はよく奥さんと八乙女社長と
やりたいことや夢について語り合っていたそうだ。
八乙女社長はツクモの恩恵を受けているから
何かあった時に逆らうことが出来ないから
大変そうだと社長は心配そうに言った。

万&A「『...八乙女プロもですか?』」

疑問に思って聞いてみると、
万理も一緒だったみたいで、被ってしまった。