あの子 ページ2
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「炭治郎」
ふっと振り返ると
優しい母の顔
炭治郎母「顔が真っ黒じゃないの
こっちにおいで」
母の元によると
手拭いでそっと炭で汚れた俺の顔を拭いてくれた。
母「雪が降って危ないから
行かなくていいんだよ」
炭治郎「正月になったらみんなに腹いっぱい食わせたいし
少しでも炭を売ってくるよ」
母「______ありがとう。」
弟達も一緒に行きたいとせがまれたが
雪が降っていて危ないし
早く戻るつもりだから置いていくことにした。
禰豆子「お兄ちゃん、、!」
炭治郎「嗚呼、禰豆子
炭を山をおりて売ってくるよ」
禰豆子「いつもありがとう」
炭治郎「嗚呼!正月はたらふく食わしてやるからな!」
生活は楽じゃないけど
幸せだな、、
でも人生には空模様があるからな
移ろって動いていく
ずっと晴れ続けることはないし
ずっと雪が降り続けることもない
.
そして幸せが壊れる時には
いつも血の匂いがする、、
あの時もそうだった。
.
禰豆子「お兄ちゃん無理してないかな」
母「、、、あの子が亡くなってから
寂しそうな顔を見せるわね」
禰豆子「____Aちゃん、、」
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作者名:シラ | 作成日時:2019年5月21日 13時