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「どう…して…?」



花「私が一番よく分かってるから…」





花穂はそう言って黙ってしまった。




そのあとコンビニから渉が戻ってきて

高嗣くんの家へと車を走り出す。






渉「あ、これ、いちごミルク、
A好きじゃん?」






渉はコンビニの袋をガサガサとし、

片手で後ろに飲み物を渡してくれた。





「ありがと…
けど今はこんな甘いの
そんな飲まないけどね(笑)」



横「そんなことないだろ(笑)
あ、花穂ちゃんはこれ、まだ好きかな?」





そう言って、

渉が花穂に手渡したのは

紙パックに入ったアップルティー





「これって…」



花「私がいつも飲んでたやつ…」



横「やっぱそれだよね?高校のとき、
休み時間によく飲んでたの見かけたからさ〜
それ見るたび花穂ちゃん思い出してたんだよね(笑)」



花「…っ……」





花穂はアップルティーを握りしめながら

泣きそうな顔をしていた。





私は隣にいる花穂に

携帯からメッセージを送った。






『無理なんかじゃないよ。
気持ち…伝えないと後悔すると思う』






そのメッセージを見て

花穂は私のことを見て

小さく『ありがとう』って言った。





高嗣くんの家の前について

私は車を降りる。





横「中まで送んなくて大丈夫か?」



「大丈夫、湿布が効いたのか
ゆっくりだけど自分で歩けそう」



花「気をつけてね」



「うん、花穂も…頑張って」






花穂はうんって頷いた。





車を降りて渉の車が出発するのを見届ける。





「頑張れ、花穂」




そう呟き、

高嗣くんのマンションの中まで入る。





なんとか一人で高嗣くんの家の中まで着いて

大きいソファーに腰を下ろした。






足…やっぱり痛いな……



明日病院に行かないとなぁ……





そんなことを思いながら

しばらく過ごしていると

玄関の扉からガチャガチャ聞こえた。





高嗣くん帰ってきた…!







二「ただいまー」



「高嗣くんおかえり」



二「お開きになんの早くないー?
俺まだワッターの家行こうとしてたのに…
…って、どうした!?」






高嗣くんは私の様子を見て

すぐに側まで駆けつけてくれた。





「実は…さっき転んだときに
足捻っちゃったみたいで…」



二「は、嘘でしょ!?
さっき何も言ってなかったじゃん!」



「…ごめん」



二「もぉ〜なにしてんだよ!バカ!」






呆れた様子で

私のことを見てくる高嗣くん










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設定タグ:Kis-My-Ft2 , 二階堂高嗣 , 横尾渉   
作品ジャンル:タレント
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momorin(プロフ) - 二階堂君の話大好きです。更新楽しみに待たせていただきます。。 (2022年6月26日 0時) (レス) @page49 id: 0ca9b39560 (このIDを非表示/違反報告)
mer(プロフ) - 続き楽しみにしています!このお話大好きです! (2021年12月8日 12時) (レス) id: 6743556bd3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:yuuna | 作成日時:2021年4月7日 13時

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