赤い糸４

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「そうだ、高嗣くん
一つだけ聞いてもいい？」



二「なに？」



「高嗣くんには、
身体だけの関係の友達っているの？」



二「は？」






私は由美さんに言われた

引っかかっていたことを高嗣くんに聞いた。






「由美さんが言ってたの。
付き合ってる人がいても
その人とは別に身体だけの関係の
友達が平気でいるって。
高嗣くんにもそういう人いるの？」



二「…いるわけねーじゃん(笑)」






…なんか今ちょっと間があった気が、






「ほんと？わたし別に傷つかないよ？
…ほんとは嫌だけど……
けどいるなら正直に言ってほしい！
…聞くの怖いけど……」



二「もう、どっちだよ(笑)」



「いや、聞く！！
ほんとはいるんじゃないの？」



二「ぶっちゃけると…
今はいない…誓って」



「今…は……？
ってことはやっぱり昔はいたの！？」



二「いたって言うか…
まぁ、いたか…(笑)」



「どっちよ！！やだ〜！！」



二「やだって言われても(笑)
まぁ、俺もやんちゃなときあったし」



「だって由美さんと付き合ってるときにも
いたんでしょ！？」



二「は？いるわけないじゃん」



「え、そうなの？」



二「彼女いたときに
そういう人はいたことねーし」






真顔でそう話す高嗣くん。




…なんだ、

やっぱり由美さんの嘘だったんだ……






「ごめんなさい、疑って…」



二「別にいいけど(笑)
実際 昔はほんとにいたし…」



「何人くらいいたの？」



二「…５人……いや８人くらい？
いや、もっといたか？笑」



「えーー！！やだー！！！」



二「仕方ねーだろ！若かったんだから！
それに、もう全員切ったし(笑)」



「……今だって若いくせに」



二「今はA一人で
充分に満たされてるからいーの！」



「じゃあもっと高嗣くんを
満足させてあげられるように頑張る」



二「ふはっ(笑)
それは楽しみだわ！」







…こうして、


由美さんとの一件も無事に解決して

高嗣くんとの仲もさらに深まって

幸せで充実した毎日を過ごしていた。









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