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北「二階堂に電話する?」
したいけど……
また美優ちゃんの声
電話越しに聞こえたら、って思うと…
北「Aちゃんの
正直な気持ち伝えたら?」
「……はい」
北山さんから携帯を渡され
高嗣の名前をタップした。
プルルルル プルルルル…
さっきはすぐ出たのに
コール音が鳴るばかりで
高嗣が電話に出る気配はない。
〃おかけになった…〃
「出ませんでした…」
北「…はぁ。
あいつ何してんだよ…」
「もう…いいです……」
北「よくないでしょ。
ほら、もう一回かけて」
北山さんに言われるがまま
何回か着信をいれるけど
いっこうに出る気配はなし。
「やっぱり出ない…
きっと今ごろ美優ちゃんと…」
北「それはないでしょ」
「わかんないですよ?
高嗣ですもん」
北「どういう意味?笑」
「あの高嗣が美優ちゃんみたいな可愛いコに
手出さないわけないじゃないですか!」
きっと…
いや、絶対に出してる…!
北「そうかな〜」
「北山さんだって、
美優ちゃんみたいなコに
裸で迫られたら受け入れますよね?」
北「んー、うん…(笑)」
「ほら!!」
北「男なら
だいたいそうなんじゃない?笑」
「でしょ!?
だったら高嗣も…」
北「けど、大切なコがいたら話は別でしょ。
二階堂には、Aちゃんがいるじゃん」
「そう、かもしれないけど…」
高嗣は変態だし…
すぐ興奮するし……
「絶対に美優ちゃんに
鼻の下伸ばしてデレデレしてる」
北「んははっ(笑)
じゃあさ、Aちゃん」
「なんですか?」
北「俺達も…
イケないことしちゃう?」
「え…?」
ニヤって笑って
私にどんどん近づいてきた北山さん
その顔は
テレビの中でしか見たことない
色気に満ち溢れてる顔で
思わず見惚れてしまうほどだった。
見惚れてしまって動けない私の頭に
いつの間にか手をまわしていて
自分の方に引き寄せる。
私と北山さんの顔の距離はわずか数センチ
この状況になって
初めて何をされるか気付かされた。
「…っ…!」
キスされる……
そう思い、
咄嗟に目を閉じた。
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yk717mirai - とにかく早くスカッとする結末とヒロインさんがホッとする内容が見たいです。 (2019年6月19日 23時) (レス) id: 2f50dbd382 (このIDを非表示/違反報告)
yk717mirai - ファンの子達が悲しむ,と本気で思うんなら店長じゃなくて私を彼女にしろ!と言うのはどう考えてもおかしい!なんかまるで彼女が店長だったら悲しくて私が彼女だったら悲しまない!と言う感じに見えます!イヤ、貴方が彼女でも悲しむでしょ!とも思ってならないです。 (2019年6月19日 23時) (レス) id: 2f50dbd382 (このIDを非表示/違反報告)
ナナ - この修羅場をすぐ抜け出してほしいです。自分が不幸だから他の人を巻き込む!なんて絶対イヤです。ヒロインさんは最後幸せにしてあげて下さい。 (2019年6月16日 0時) (レス) id: 2f50dbd382 (このIDを非表示/違反報告)
yk717mirai - 同時に早く続きが見たくなりました (2019年6月2日 14時) (レス) id: 2f50dbd382 (このIDを非表示/違反報告)
yk717mirai - 何だか裏がありそうで続きがますます気になりました!ヒロインさんには幸せになってほしいです (2019年6月2日 13時) (レス) id: 2f50dbd382 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:yuuna | 作成日時:2019年5月18日 22時