君の笑顔９

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麗「だめよ！」



「えっ！？」





次の日


ドラマの撮影の合間に

昨日のニカちゃんのことを麗華さんに話した




ニカちゃんが

事務所の社長に認めてもらえたから

私も社長に話して認めてもらいたいってことも。




だけど、

麗華さんに話した瞬間に

こう言われてしまった……





麗「ぜったいに言っちゃだめよ！」



「ど、どうしてですか？」



麗「玉ちゃんとの騒ぎになったとき
社長の顔見たでしょ？
うちの事務所は恋愛禁止ではないけど
そういうのを全面的に反対してるの」



「でも…」



麗「いいから今は黙ってなさい、
いいわね？」



「…はい」





麗華さんがそこまで言うのには

きっと理由があるんだろうな…




本当なら私も社長に認めてもらって

嘘をつきたくないんだけど…




仕方ないよね。






「おつかれさまでした」



t「あ、Aちゃんお疲れ様〜」



「玉…森さん……」





あぶない、


玉ちゃんって呼ぶとこだった…




「玉森さん…
先日は申し訳…」



t「Aちゃん、
いよいよ来週だね！」





周りに人があんまりいなかったから

この前のことを謝ろうとしたら

玉ちゃんに言葉を遮られた。





「何がですか？」



t「ん？キスシーン(笑)」



「え！？あ、そ、れは……//」



t「んふふ〜
顔真っ赤になりすぎ(笑)」



「か、からかわないでください…//」



t「ふふ(笑)
じゃあ、またね」





そう言って

あっさりと行ってしまった玉ちゃん




この前のこと

ちゃんと謝りたかったのにな…







2「もう気にすんなって」



「だって〜〜」





家に帰ってきて

さっきのことをニカちゃんに話す





2「玉はさ、Aの口から
そういう言葉 聞きたくないんだよ」



「だけどさ…
私のせいなのに…」



2「もぉ〜〜！！
またそういうことばっかり言って！！」



「だって…」



2「だってだって、うるさい！
…ちゅーするよ？」



「……」



2「…いや、そこ突っ込めよ(笑)」



「…変態ニカちゃん」



2「は？」





ニカちゃんがごちゃごちゃ言ってるけど

私の耳には入ってこない




だってやっぱり気になっちゃうんだもん。





私が玉ちゃんに頼っちゃったから

かけなくてもいい迷惑を

玉ちゃんにもキスマイのみんなにも

かけちゃったんだから……







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