好きなんだってば【東海オンエア】 (ページ47)

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やめてページ47

着いたよ!もう来れそう?
千里A見えた!すぐ行くね!

大学で出来た友達の千里と今日は遊びに行く。待ち合わせ場所に着いて千里に連絡するともうすぐ着くとのこと。

『お、千里！』

千里「 A、…ごめんね」

『 …いや、嫌…っ、』

　「 A 」

『あたし、帰る、っ… 』

　「待てよ」

『触らないで！！』

息、ちゃんと吸えない、
走って駅まで急ぐ。駄目、ゆっくり、息吸わなきゃ、

電車でも必死に息を殺して身体を落ち着かせる。それでも、周りにいる男の人が怖い。何か怒らせないだろうか、突然、殴りかかってこないだろうか。

駅について電車から早足で出て、涙が溢れるのを必死に抑える。絶対泣いちゃだめ、泣いたって、怒られるだけ

ﾃﾂﾔ「 A…？」

『嫌、…っ』

ﾃﾂﾔ「ちょっと、どしたん、なんでそんな怯えとる？」

『 …っ、ごめ、』

たまたま駅にいたてつやの背中をさする手が怖い。泣くなって、泣けば許してもらえると思うなって、そう、言わないで

『ごめ、っ、…帰る、』

ﾃﾂﾔ「俺んち来ん？みんな居るよ、
それか送ろうか？」

『一人で、だいじょ、ぶ…、』

早く、一人になりたい

『はぁ、っ、はぁ、』

家に帰って鍵を掛ける。電気を全て消して、帰って来たということが外からわからないように。

布団に包まって一人で声を上げて涙を流す

何で、あいつ、が。

千里A、ほんとにごめん
千里AがあいつにDVされてた事も知ってた
千里だけどあいつが絶対会わせろって

もう、誰も信じられないや。そんな絶望感と恐怖に怯えながら、私は眠りについた。