#30 村田さん ページ30
縁壱さんと次の任務に向かっていた。
すると先の道で同じ鬼殺隊が数人歩いていた。
するとそこに見たことがある顔をした人がいた。
『村田さん?村田さーん!』
私か大声でそう言うと男性は私を見る。
やはり村田さんだった。
私に話をすると仲間の人達に言って村田さんがこっちに来た。
縁壱「あのときの鬼狩りか」
村田「Aちゃん!鬼殺隊に入隊したんだね!」
『はい。あの節は鬼の頸を取ってしまいすみません』
村田「いいってことだよ。今から任務?」
『はい。でも私はここではなくもっと先の山の方です』
村田「そっか。お互い大変だね。頑張ろうね」
『はい、村田さん。階級が【戊】になって任務が厳しくなってきました。日々精進いたします』
村田「……【戊】?」
一瞬固まった村田さんだがいきなり声を上げた。
村田「ええぇ!?俺【庚】なんだけど!?俺より二つ上だよ!すごい飛び級だね!?将来有望だよ!というか俺の後輩とか言ってごめん!先輩だよ先輩!敬語なしだよ!」
『え?でも、村田さんは』
村田「こ・う・は・い!俺は君の後輩!Aちゃんって言ってごめん!」
『気にしてませんよ。だけど村田さん、お互い敬語無しにしましょう。そのほうが私も村田さんも先輩後輩分け隔てなく接することができますから……ね?』
少し涙を目に溜めて訴えるように村田さんを見ると、村田さんは顔を赤くした。
村田「いいよいいよ全然いい!よろしくねAちゃん!」
『こちらこそよろしくね、村田さん』
改めて二人で握手した。
村田「それじゃあ俺は仲間を待たせてるから行くね!頑張って!」
『村田さんも気をつけてね!』
私は村田さんにそう言うと任務遂行に向けて走る。
その道中、縁壱さんが言う。
縁壱「A、もう二度と男の前で涙を溜めてはならぬ」
『どうしてですか?』
縁壱「野心家な男もいる。まだ成熟していない身ならばなおさらだ。感情を無くして相手に悟らせないようにするのだ。Aはそれがまだできていない。できた気になっているのだ」
縁壱さん、怒ってる?
なんだろう。肌が少しピリッとした。
『……こう、ですか』
私は気持ちを落ち着かせながら走る。
縁壱「そのままの状態を保つのだ」
『はい、ご先祖様』
私は走る力を足に込めた。
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灰色サーモン - まってwwwよくよく考えたら縁壱さんの顔で夢主がキャラ崩壊してるwww (2020年5月15日 2時) (レス) id: 99f545fffc (このIDを非表示/違反報告)
名無し61903号(プロフ) - よりよりさん» とても綺麗で艶がある髪ですね。それに着物まで考えておられて素晴らしいです。夢主の容姿はそのようなイメージでいいですよ。私は読者の皆様が考える夢主の姿で物語を読んでもらえると嬉しいのです。気に入りましたありがとうございます(人*´∀`)。*゚+ (2020年3月10日 22時) (レス) id: f947700d9f (このIDを非表示/違反報告)
よりより - https://cdn.picrew.me/app/share/202003/15599_3aYynxVu.png Picrewの 馬酔木ヒカルさんの 和装女子メーカーをお借りしました 夢主ちゃんは こんな感じかなと勝手にイメージしてみました お気に召さなかったらすみません。 (2020年3月10日 22時) (レス) id: f27088ec53 (このIDを非表示/違反報告)
海月ひかる(プロフ) - 設定の所に、子孫と書いていますが、遠いなら末裔では?細かくてすみません (2020年3月10日 6時) (レス) id: 490f2474fb (このIDを非表示/違反報告)
わんこ - 緑壱さんが尊い()神作ですね。更新ふぁいとです! (2020年3月1日 15時) (レス) id: e04dff07ef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:名無し61903号 | 作成日時:2020年2月22日 13時