ご先祖様がついてくる【鬼滅の刃】

#11　脳味噌爆発 ページ11

『何の用ですか？』

宇髄「お前どうして俺の気配に気づいた？俺は忍の家系だから気配は完全に消してたはすだが？それに一人でぺちゃくちゃ喋ってお前イカれてんのか？」


何この人！？

初対面の人に向かってイカれてるはないでしょうが！


『イカれてないです』

宇髄「んじゃ脳味噌爆発してんのか」

『してないです！してたら死んでます！何なんですか貴方はッ！』

宇髄「俺は柱だ！お前の上官だ！」

『柱といえど、勝手に部屋に入ろうとしましたよね？』

宇髄「それがどうした？」

『何自分の行動を正当化しようとしてるんですかッ！犯罪ですよ！？せめてさっきみたいに人の許可とってから』

宇髄「うるせぇッ！俺は上官だぞ！」

『上官でも柱でもやっていいこと悪いことがあります！というかなんだその言葉使い！アンタ子供かッ！』


息切れしながら宇髄の言葉に突っ込みを入れまくったが、どうしてこうなった。

縁壱さんの言葉に我に返った。


縁壱「どうしてここに来た？」

『そうだった……どうしてここに来たのでしょう』

宇髄「あぁ。潜入捜査に手伝ってもらおうと思ってな」

『え？もう嫌なんですけど』

宇髄「うるせぇ！とやかく言う暇あったら鬼の住む遊郭行くぞ！」


……は？


『はあぁぁ！？バッカじゃないの！？なんで貴方の都合で行かなきゃなんないんですか！？貴方こそ脳味噌爆発してんじゃないんですか！？』

宇髄「テメェ柱に向かって歯向かうなんていい度胸してんな！俺は神だぞ！」

『神以前に人間として強引すぎるでしょ！手伝って欲しいならもっとちゃんと誘ってよ！』

宇髄「わかった」


すると腰に手を回され、急なことに体が追いつけず宇髄に身体をくっつけてしまった。

宇髄の顔が近い。よく見ると整ってるな。


宇髄「俺と合同任務に来てくれ」

『ヤダ！！』

宇髄「テメェふざけんな！！なんで即答すんだよ！そこは時間置いて」

『嫌なものはイヤなんです！他を当たってください！』


宇髄から離れて距離を取り、敵意を見せた。


『私に触れるな！』

宇髄「テメェ階級どこだよ！」

『まだ癸だよ！入隊期間二ヶ月しか経ってないんです！』

宇髄「なんだ、癸か」


するとスクッと立ち上がった宇髄。

どうやらおとなしく立ち去ってくれるようだ。

縁壱さんはなんだこの二人みたいな顔してる。

いつからそんな顔してたんですか。

#12　嫁三人→←#10　音柱

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す