我慢をする意味８ ページ9
貴方Side
ピンポーン
インターホンの音が聞こえて目が覚めた。
貴方「お客さん？」
お母さん今日仕事だったっけ。
これ、私が出ないといけないのかな。
でも、何か変な人やったらいややしな。でも宅配やったらな…。
少し迷った挙句、窓から外を見てみた。
貴方「あ…。」
バレー部じゃん。
これは、開けないと悪いよな。潔子さんと谷地ちゃんもいるし。
私は重い体に鞭を打って玄関へ向かった。
ガチャ
貴方「はい。」
澤村「あ、いや、みんなでお見舞いに行こうって事になってな。」
貴方「そう、なんですか。」
ここでだるいので帰ってくださいとか言えないしな。
家って皆と違う方向にあるし、遠いし。
貴方「あ、わざわざありがとうございます。あの、あがってください。」
菅原「突然悪いな、相澤。体は大丈夫なのか？」
貴方「あぁ、まぁ。少しだるいけど朝より大分ましです。」
皆を自分の部屋に案内して、キッチンへ行ってお茶を入れた。
私の部屋に全員は入れるかとちょっと心配したが、結構余裕で入れた。
お盆にカップを置いて、何とか部屋に行く。
縁下「あ、相澤、わざわざそんないいのに！」
貴方「お見舞いとは言え一応お客さんだから。お茶を入れないわけにはいかない。」
縁下「わざわざありがとうな。」
机をはじから出してカップを置いていく。
日向「あの、先輩。本当に大丈夫なんですか？」
貴方「うん。熱も下がったし、気にしないで。」
みんなどこかぎこちない。
西谷「なぁ、相澤。」
貴方「ん？」
西谷「中学の時の事、みんなに話してやってくれないか？」
貴方「…それが目的で皆でうちに来たんだね。」
お見舞いは口実か。
まぁ、何か裏ありそうな感じしてたけどね。いっつもうるさい田中が静かだし。
貴方「私の事話したって、どうにかなる訳もないし…。やだよ。」
西谷「皆、お前の事心配してるんだ。お前、いっつも元気ねぇし。お願いだってしない。」
貴方「西谷は、知ってるでしょ。私は、お願いしちゃいけないの。」
そう、私はお願いしちゃいけない。
わがまま言っちゃいけないの。だめなんだよ。
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はるちゃ(プロフ) - 桜朱さん» 今からでも考えて行動したら仲良くしている友人とも同じようなことが起きずに残りの高校生活も楽しめると思いました！ (2019年1月2日 23時) (
レス) id: 90ad3ef0d9 (このIDを非表示/違反報告)
桜朱(プロフ) - はるちゃさん» そんな偶然があるんですね…。友達の在り方って考えだしたらきりがないと思うし、難しいと思います。でも、一番は相手を思って行動することだと思います！ (2019年1月2日 17時) (レス) id: aff2664059 (このIDを非表示/違反報告)
はるちゃ(プロフ) - ミンティアパニーニ味さん» え、本当ですか？！有難うございます！(？)実際に去年の10月に起こってしまったことでした。もっと早くであってればよかったのと思いましたよ (2019年1月2日 13時) (レス) id: 90ad3ef0d9 (このIDを非表示/違反報告)
ミンティアパニーニ味 - はるちゃさん» 泣いた(突然)それ良いわ…アンタここで作者デビューできるわ… (2019年1月1日 22時) (レス) id: 7163f6fc3f (このIDを非表示/違反報告)
はるちゃ(プロフ) - 続きになりますが、この小説を読んで本当の友人とは何か、友人の在り方？を気づかされた気がします！とてもよかったです。これから社会人になる身ですがもっと考えて行動しようと思わされました！ (2019年1月1日 20時) (レス) id: 90ad3ef0d9 (このIDを非表示/違反報告)
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