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「 A ！ 」
後ろから声が聞こえて、振り向くと息を切らしてる柊生さんがいた 。
柊生さんは走ってきたようで、急がせてしまって申し訳ないって思う気持ちと同時に、急いできてくれてちょっと嬉しいって思ってしまった 。
「 待たせてごめんな？ 」
『 全然です！そんなに待ってないし！ 』
ほんとに、待ったのは10分くらいだから 。
「 なんか、今日のA いつもと雰囲気違う 」
まあ、ね、制服じゃないし、髪も顔も気合い入れたもん 。
「 .... かわいい 」
『 ふぇっ？』
「 かわいい 」
『 .......... ありがとう 』
かわいいって言われた、2回も 。
『 柊生さんも、服、似合ってる 』
渋めトーンのカラフルな色の大きさまばらの水玉が目立つ、黒ベースのシャツ 。
柊生さんに似合う色を選んで作った 。
「 似合うだろ？ 」
得意げな顔でニヤって笑う 柊生さん 。
『 着てくれてありがとう 』
と言うと、柊生さんはニカって八重歯を見せて笑った 。
「 さあて！じゃあ行きますか！ 」
『 うんっ 』
私たちは横に並んで歩き出した 。
『 そう言えば、柊生さんなんか映画見たいのあるの？ 』
昨日、どこに出かける？って聞いた時、即答で映画！って言ったから 。
「 うん、俺あれ観たいの！ 」
柊生さんが指差す方を見ると 、
そこには有名なホラー映画の広告が 。
嘘じゃん 、私ホラー苦手なんだけど... 。
『 あっ、で、でも、あっちの映画の方が面白そうだよ！？』
ホラーから逃れようと必死にアピールする私 。
「 えー？ 俺 、こっちの方が観たい 。 」
むすっと、唇を尖らせる柊生さん 。
『 ...... 』
「 あ、A 、ホラー苦手なんだ？」
今度はニヤニヤしながら聞いてくる 。
むかつく...
無言でこくりと頷くと、柊生さんは背中を沿って爆笑し始めた 。
「 よし！じゃあホラーで決まり！行くぞ！ 」
手を引かれて券売り場に連れてかれる 。
本当に柊生さんはいじわるだ 。
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ねるねる(プロフ) - は。さん» 読んでいただきありがとうございますっ。更新遅くてごめんなさい(＞＜)必ず更新するので是非お待ちしていてくださいっ。 (2018年7月16日 22時) (
レス) id: 55e0633416 (このIDを非表示/違反報告)
は。(プロフ) - 続き待ってます！！！ (2018年7月16日 0時) (レス) id: 8032a06ae2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ねるねる | 作成日時：2017年3月25日 22時
