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4夜目 ページ4

幽霊使い「おせーぞ、人狼!」

人狼「煩い!いつも時間に遅れるお前には言われたくないっ!」

死神「お主ら、もう少し静かにするのじゃ。たかが時間でそう騒ぐこともないだろう」

人狼「あんたもいつも時間に遅れるだろーが」

吸血鬼「ほら、貴方は女性何だからそんな言葉使いダメですよ」

吸血鬼が、死神に掴みかかっていた人狼を引き剥がす

吸血鬼「何かあったんですか?いつもより荒れてますけど」

人狼「っ…べつに!」

幽霊使い「人狼は今日失敗したんだよ。家に忍び込もうとしたところを人間に見つかったのさ」

人狼「う、煩い!」

死神「お主はまた幽霊を使ったのか」

吸血鬼「けっこう厄介ですよね。幽霊使いの幽霊は」

死神「幽霊は幽霊使いにしか見えぬからのう」

幽霊使い「僕の幽霊は優秀なんだ」

人狼「ああ―っ」

人狼が突然叫んだ

幽霊使い「!?」

人狼「なんで私たちは人間みたいになれないんだろうっ」

幽霊使い「声のボリュームを下げろ!煩い!」

幽霊使いが耳を塞ぐ

吸血鬼「僕達の存在意味なんて考えたって仕方ないですよ」

吸血鬼「僕達は人間に夢を見せて、かわりに人間から報酬を貰う。そうやって生きていくんですよ」


人狼「そりゃあそうだけど…」

吸血鬼「さぁ、帰りましょうか」

吸血鬼の言葉で四人は動き始めた

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作者名:ソレル | 作成日時:2017年11月4日 18時

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